日本最北端の地・北海道稚内市に鎮座する北門神社は、古くから多くの参拝者に愛されています。
北門神社は、1785年(天明5年)に建立された「宗谷大神宮」が始まりとされており、天照皇大神を含め三柱の神様が祀られ、五穀豊穣、航海安全、商売繫盛など様々なご利益を頂けます。
北門神社入口に鎮座している左側の狛犬は親子なことから、子宝や親子・夫婦和合にご利益があると遠方より参詣に訪れます。
北門神社は神職さんが常駐しているため、御朱印を授かることができる日本最北端の神社です。
このブロブでは、北門神社のご利益や歴史、御朱印、アクセス方法など詳しく解説していきます。
北門神社とは?ご利益と歴史について

北門神社は日本最北端の稚内市に鎮座する神社で、雄大な自然と厚い信仰心が共存している場所です。
北門神社は稚内市の小高い場所にあり、宗谷岬を見下ろしながら長い歴史と共に、稚内市民を中心に訪れる人々を見守ってきました。
北門神社には、天照皇大神を含め三柱の神様が祀られており、また境内社の厳島神社では、弁財天様を祀っていることから、多様なご利益を期待することができます。
北門神社は、神職(宮司さん)が常駐する神社としては日本最北の神社です。
北門神社のご利益は?
北門神社には、天照皇大神、武甕槌神、事代主神の神が祀られており多岐にわたるご利益があります。
•天照皇大神→五穀豊穣、国土安泰、家族の平和のご利益。
•武甕槌神→航海安全、必勝祈願、心機一転などのご利益。
•事代主神→大漁祈願、商売繫盛、厄除けなどのご利益。
さらに、北門神社には全国的に見ても大変珍しい、親子の狛犬が鎮座していることから、子宝、安産祈願、夫婦和合などにご利益があると、多くの参拝者にとって重要な場所になっています。
北門神社の歴史は?
北門神社は1785年(天明5年)に松前藩の村山伝兵衛が、北門鎮護の守護神として天照皇大神を奉斎。
建立された「宗谷大神宮」という名称が始まりとされています。
1896年(明治29年)に武甕槌神と事代主神を合祀して三柱の神様が祀られたことにより、名称を北門神社へと変更しました。
1902年に社殿を移転しますが、1911年山火事により建物全般を焼失。1913年本殿拝殿を再建。
現在の社殿になり、100年以上厳しい環境の中で人々の日常と安全を守りご利益を授けてきました。
北門神社の御朱印は?
北門神社は神職さんが常駐している日本最北端の神社ですので、御朱印を授かることができます。
御朱印は、80段の階段を上がった社殿後方にある神符授与所で頂けます。
北門神社の御朱印は直接記帳のほか、書き置きにも対応しています(初穂料:お心遣い)。
「日本最北の神社」の朱印が押されていますので記念になると喜ばれ、この御朱印のご利益を求めて一年中参拝者が訪れます。
また、深い海を連想させる青色に狛犬2躰が刺繍されている、御朱印帳も大変人気があります。

御朱印のお心遣いは、一般的には300円~500円が目安ですね。
北門神社のお守り
北門神社の境内にある社務所(石段下)で、お守りを授かることができます。
家内安全や商売繫盛のお守りがありますが、北門神社で人気があるのは、
•「勾玉腕輪守り」‥三種の神器の翡翠ブレスレット。身につけると幸福を招くお守り。
•「船守」‥‥‥港町らしく、海上安全・身体健全のお守り。
北門神社境内の親子狛犬にあやかり「安産祈願」のお守りを多くの参拝者がご利益を求めて訪れます。
北門神社のパワースポットは?
北門神社は、境内全てがパワースポットと言われています。
北門神社は、日本最北端という特別な意味の場所にあり、
最北端ならではの厳しい自然と、温かい信仰が共存している神聖な場所です。
約240年もの歴史のなか、地元の人々や訪れる人々を見守り、信仰を集めてきました。
高台に鎮座する北門神社から見下ろすと、雄大な宗谷岬の景観を望み、そして澄み切った空気。
それらすべてが合わさり、特別なエネルギーを創り出し、ご利益で満たされています。

小高い丘の上にある北門神社の、澄み切った空気はひんやりして清々しいです。
北門神社参拝の注意点
北門神社への参拝には、そのエネルギーを最大限に受け取るためのいくつかの注意点があります。
参拝を行う前には、心を静かに整えることが重要です。
北門神社は宗谷岬を望む高台に鎮座のため、澄み切った空気の中、たっぷりと深呼吸をしながら散策することで心が浄化されます。
社殿では、心を込めて日々の感謝の気持ちを神様にお伝えし、お願い事をする際はしっかりと祈りをお伝えしましょう。
参拝後は、境内からの景観を楽しみながらゆっくりと歩いて最北の地のエネルギーを感じましょう。
参拝をする際にこれらの注意点を押さえることで、心が浄化され身体中に新たなエネルギーが満ち、北門神社の神様からのご利益を授かることができるでしょう。
北門神社の場所とアクセス方法
北門神社の最寄り駅はJR稚内駅になります。
具体的なアクセス方法は以下の通りです。
バスを利用する場合
•JR稚内駅→宗谷バス②番(ノシャップ行き)乗車→「神社前」下車(所要時間:約5分、片道220円)→徒歩約3分→北門神社一の鳥居‥‥‥80段の階段→北門神社社殿
•JR稚内駅→徒歩約15分で行くこともできます。
車を利用する場合
稚内市中心部からアクセスしやすい場所にあります。
稚内市中心部→国道254号→宝来1丁目交差点山側に曲がり急な坂道を登る。→北門神社(所要時間:約5分、0.8㎞)
北門神社社殿後方に駐車場(約15台、無料)があります。
〒097-0022 北海道稚内市中央1丁目1番21号
まとめ
北門神社は、小高い丘の上にありその歴史の中で稚内港を見守り、豊かなご利益で地元の人々や訪れる人々を引き寄せています。
北門神社のご利益は、五穀豊穣、航海安全、商売繫盛と多岐にわたっています。
また、入口に2躰の狛犬が鎮座、左側の狛犬の足元に小さい子犬を抱いていることから子宝・安産祈願に訪れる人がたくさんいます。
北門神社は境内全体がパワースポットといわれエネルギーに満ちています。
参拝の際は、心を静かに整え澄み切った空気をたっぷり吸って感謝の気持ちを神様に伝えしましょう。
厳しい環境の中、日本最北端という特別な場所の中で人々を見守ってきた深い歴史に思いをはせ、北門神社に訪れてみてください。
コメント