北海道・十勝地方の広尾町にある十勝神社は神聖な場所に鎮座し、特有のご利益で古くより多くの参拝者に愛されてきた歴史ある神社です。
創建された正確な時期は不明ですが、当時の蝦夷地にあった松前藩の家老が主君の安泰を願い奉納された観音像が残っており、像の背に「寛文6年」と記されています。
そのため、江戸時代の初期である1666年(寛文6年)江戸幕府第4代将軍・徳川家綱の治世下ではすでに建てられていたといわれる由緒ある神社です。
十勝神社のご利益は、五穀豊穣、無病息災、縁結びなど、これら神聖な多岐にわたるご利益を求めて多くの参拝者が訪れます。
このブログでは、十勝神社のご利益や歴史や起源、御朱印、アクセス方法など詳しく解説していきます。
十勝神社とは?ご利益と歴史について

十勝神社は、広大な畑が広がる農業王国・十勝の南部、太平洋に面する広尾町の緑豊かな環境の中に鎮座する神社です。
300年以上前の江戸時代には、「刀勝(とかち)大明神」と称えられ大綿津見神を含む三柱の神様が祀られています
十勝神社のご利益は多岐にわたり、海、生活、発展、昇運を願う人々の精神的支柱になっています。
境内にある本通り公園は美しい桜の名所として知られ、訪れる人々の目を楽しませて愛される憩いの場でもあります。
豊かな自然環境は、心の安定を求める参拝者にとって、ご利益を願う神聖な場所になっています。

境内面積が10000坪もある緑豊かな環境は、神聖な空気で満ちています。
十勝神社のご利益は?
十勝神社には、大綿津見神、保食神、塩土老翁神の三神が祀られていますので多岐にわたるご利益を授かることができます。
•大綿津見神→海や水そのものを表す神様、海上安全、豊漁。
•保食神→穀物や食物の神、同時に生命の維持、衣食住。
•塩土老翁神→土地の神、道を示したり、良縁結び、厄除。
十勝神社は五穀豊穣、無病息災、厄除け、開運招福、縁結びや子宝にご利益があるとされ多くの参拝客が訪れます。
十勝神社の歴史や起源は?
十勝神社の歴史は古く、江戸時代初期1666年(寛文6年)には既に存在していたと思われます。
一説では、当時の福山藩主(現在の広島県)の武田廣林が、十勝国護衛の祈願として創建したとされています。
社宝として、近藤重蔵の東蝦夷新道記彫字版1798年(寛政10年)を所蔵。
神社に残る言い伝えでは、シマウス海岸に漂着した流木が、龍神様のように見える形をしていたので、ご利益を求めてご神体として祀ったのが始まり。
それ以来、大漁が続いたことから地元の人々の信仰を集め「十勝大明神」とよばれるようになった、とされています。
十勝神社の御朱印は?
十勝神社の御朱印は、書き置きになり社務所にて授かることができます(初穂料300円)。
十勝神社の御朱印には、「吉十勝」の朱印がおされています。
「吉十勝」は「きっとかつ」と読み、「十勝」に「吉」を組み合わせることで、
大変縁起が良い、と必勝祈願を願う受験生や親御さんなど、ご利益を求めて多くの参拝者が訪れます。
十勝神社のお守りは?
十勝神社には、オリジナルの「吉十勝守」があり、顕著なご利益があると言わることから、こちらを求めて遠方より人々が訪れます。
「吉十勝守」は「きっと勝つおまもり」と読み、御朱印とともに、大変人気があるお守りです。
「十勝」を「10勝」に、「吉」が組み合わさっていることから、必勝祈願を願う受験生やスポーツ大会の選手など、勝負運のご利益を求める人々が授かりに訪れます。
また、十勝神社には絵馬の起源といわれている、馬の形の絵馬があり、こちらも大変人気があります。

「吉十勝守」は「きっと勝つおまもり」。合格祈願に私も授かりました。
十勝神社のパワースポットは?
十勝神社は、十勝で300年以上の最古の歴史を誇る、大変由緒ある神社です。
自然に囲まれた静寂の中に鎮座する十勝神社からは多大なエネルギーとご利益を全身に感じることができます。
訪れる人々の心を落ち着かせ、心身が浄化されていくのを感じることができるでしょう。
境内にあるご神木と、ご神木の前にある、1836年(天保7年)に奉納された「手水鉢」は、ご神木と合わせて広尾町指定文化財になっていおり、神聖なパワースポットになっています。
十勝神社は、その歴史の深さを存分に感じることができるたいへん神聖な場所です。
十勝神社参拝の注意点は?
十勝神社への参拝には、歴史の深さと精神性に触れることができる貴重な体験を受け取るための、いくつかの注意点があります。
まず、鳥居から社殿までの小道を歩く時は、心を整え歴史の深さに敬意を持ちながら静かに歩きます。
ご神木や手水鉢・石灯籠などにも深謝の想いを傾けましょう。
本殿のお参りは、長い年月をこの地でお守りいただいた神様に対して感謝の気持ちを伝えることが大切で多大なご利益を授かれます。
参拝の際はこれらの注意点を意識することによって、日々を見守って下さる神様からの恩恵に授かることが出来るでしょう。
十勝神社のアクセス方法
十勝神社がある広尾町は鉄道がありません。
具体的なアクセス方法は以下の通りです。
公共交通機関を利用する場合
帯広駅→十勝バス(広尾線)乗車→「広尾」下車(約140分:片道約3500円)
→徒歩約10分‥‥十勝神社
車を利用する場合
帯広中心部→道道236号・道道336号
→広尾町中心部→道道987号→西1条6丁目交差点左折→十勝神社(所要時間:約90分、約86㎞)
十勝神社境内に駐車場あり(約10台、無料)
〒089-2637北海道広尾郡広尾町茂寄1-13
まとめ
十勝地方の広尾町に鎮座する十勝神社は、江戸時代初期の1666年には存在していたといわれる、たいへん由緒ある神社です。
十勝神社は、大綿津見神、保食神、塩土老翁神の三神が祀られており、
五穀豊穣、無病息災、厄除け、開運招福と多岐にわたるご利益を授かることができます。
「吉十勝」の朱印がおされている十勝神社の御朱印は「きっとかつ」と読み、必勝祈願のご利益を願う人々がお守りとあわせて求めにこられます。
十勝神社は、300年以上の歴史を緑深い静寂の中に鎮座してきましたので、境内に入るとその力強いパワーを感じることが出来るでしょう。
ぜひ一度、実際に十勝神社を訪れて、その奥深い歴史の物語に思いをはせてみてはいかがでしょうか。
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