「ごしゃっぺ(でたらめ)な政治家をただす」と、あえて地元茨城弁を使ったスローガンを掲げ、国会の代表質問で鋭く与党に迫る、立憲民主党の小沼巧(おぬま・たくみ)議員。
2019年に行われた参議院選挙に立候補して初当選。
まだ2期目に挑む段階であり、政治家としての力量は未知数ですが、すでに国会の代表質問が「すごい!」と話題になっています。
小沼巧議員は、いわゆる「二世、三世議員」ではなく、純粋にご自身の努力で道を切り開いてきた若手政治家です。小沼巧議員の「評判がすごい」について解説していきます。
•小沼巧の評判がすごい理由5選!
•小沼巧の代表質問の評判が高い理由3選!
•小沼巧はごしゃっぺな政治をただす!
小沼巧の評判がすごい理由5選!
立憲民主党の若手議員として1期務めた小沼巧議員の「評判がすごい」と注目を集めています。
日本における国会議員の平均年齢はおよそ55歳ですので、40歳前という年齢は「若手」であり、立憲民主党の政治家としてのキャリアをスタートさせたばかりと言っていいでしょう。
【予算委員会質疑のお知らせ】
— おぬまたくみ【立憲民主党茨城県参議院選挙区第1総支部・総支部長 (@onuchan1221) April 19, 2025
4/21(月)#おぬまたくみ が参議院 #予算委員会 の質疑に立ちます!
10時頃~の予定です。
TV入りもします。
是非、ご覧ください。https://t.co/fhdLRDADjX#小沼巧#茨城県#参議院 pic.twitter.com/chfniFJ0mI
まだ全国的な知名度こそありませんが、小沼巧議員が「評判がすごい」と高く評価されている理由を5つ考察します。
理由①官民の経験
評判がすごい理由の1つめは、39歳という若さで「官」「民」両方の立場で経験があることです。
小沼巧議員は、茨城県の進学校である私立清真学園高校を卒業後、早稲田大学政治経済学部へ進学。
•2008年:経済産業省や通商政策局で「官=お役人」として勤める。
•2015年:タフツ大学フレッチャー法律外交大学院に留学し、2017年MBAを取得。
•2017年:民間の世界的コンサル会社「ボストン・コンサルティング・グループ」で勤務。
•2019年5月退社
「官」「民」それぞれの立場を経験したことが、現在の政策に対する提言や問題提起の際に役立っているのではないでしょうか。
理由②地元愛と地方活性化
評判がすごい理由の2つめは、地元・茨城県への深い地元愛と地方活性化への熱い想いです。
小沼巧議員は、人口1万人強の茨城県大洋(たいよう)村出身(2005年隣接の鉾田町、旭村と合併、人口4万人超の「鉾田市」となり現在に至ります)。
小沼巧さんは、茨城弁を使用するなど、故郷を愛する想いが強く、自身のホームページで「魅力度No.1の茨城県へ」と実現すべき政策目標を掲げ、自身の役目については、
•官・民で培った経験をいかして、話し合いの場をつくり、地域のニーズを発掘。
•新しい地方活性化のかたちを、茨城から作っていきたい。
と、地元愛をベースに政策提言、立案を行っていく決意を表明しています。
理由③現場主義
評判がすごい理由の3つめは、「誰も取り残さない政治」を掲げる、徹底した現場主義の姿勢です。
現場主義を信条にした背景には、「官」「民」で見てきた”お上”と現場とのギャップがあるようです。
•「官」:東日本大震災後の被災者支援をしていた時
地元議員が政府へ「補償」などの要望書をまとめていたが、現場の人たちの一番の困りごとは「今、住むところがない」こと。議員の要望と現場の声とギャップに驚いた。
•「民」:コンサルティング会社に勤務していた時
体力のある大企業や団体には政治も目を向けるので「供給サイドは発展」する。しかし、それを使う側の所得が増えないので、使いこなせる環境がないなど「家計の声が届きにくい」。
現場の小さい声を拾い上げようとする、小沼巧議員の発する言葉一つ一つに、実直で誠実な人柄が伝わりますね。
理由④若手ながら実力派
評判がすごい理由の4つめは、若手ながら優れた能力を持つ実力派ということです。
•早稲田大学雄弁会出身
•経済産業省貿易管理部などの官僚
•アメリカでMBA(経営学修士号)取得
•世界に冠たる外資系コンサル「ボストン・コンサルティング・グループ」に勤務
という華やかな経歴をもって政界デビューした小沼巧さんは、39歳と政治家としては若手で、まだ参議院を1期経験したにすぎません。
しかし、豊富な知識、大物政治家と対峙して一歩も引かない胆力、政策立案のセンスなど「若手」という枠におさまりきらない「実力派」として評価が高まっています。
理由⑤SNSの発信が巧み
評判がすごい理由の5つめは、SNSの発信が巧みということです。
自身の「立憲民主党・おぬまたくみ」のWEBサイトは、”この国は一体どうなっちゃったんだ”から始まり「何でこんなに苦しいんだ。」と訴え、最後は「すべて政治に原因がある」と結んでいます。
政策・ニュースやYouTubeなどを盛り込み、自身の政治活動にSNSを上手に活用しているようです。
現在39歳、デジタル技術に精通したいわゆる「ミレニアル世代」の特性を活かしていますね。
小沼巧の代表質問の評判が高い理由3選!
小沼巧議員の、無駄がない鋭く切り込む代表質問の評判が高いようです。
小沼巧さんは、早稲田大学在学中は、多くの政治家を輩出したことで知られる「早稲田雄弁会」に所属し、若い頃からディベートのテクニックにも磨きをかけていたようです。
小沼巧議員の国会の代表質問は、入念な準備に支えられた明快な論旨展開が特徴です。
年上のベテラン議員を相手にしても決して怯まないメンタリティ、そして何より真っすぐに真実を追い求める姿勢で注目を集めることとなりました。
小沼巧議員の代表質問の評判が高い理由を3つ見てみましょう。
理由①石破首相にも攻めの質疑
代表質問の評判が高い理由1つめは、石破首相にも攻めの質疑をしたことです。
小沼巧議員の存在が一躍クローズアップされたのは、2025年4月の参議院予算委員会の一場面。
石破首相が、アメリカのトランプ政権による関税措置と日米貿易協定との整合性について「重大な懸念を持っている」と発信。

違反かどうか?
と繰り返し質問したものの、石破首相はなかなか「違反」とは断定しません。すると小沼巧議員は、

曖昧な表現ばかりすると、茨城弁で『ごしゃっぺ』と言うしかなくなる。本当にやめてもらいたい。『でたらめ』とか『全然ダメだ』という感じのニュアンスだ。
と石破首相の答弁を、あえて茨城弁を使い、さらにダメ押しをして批判しました。
理由②わかりやすい質疑
代表質問の評判が高い理由2つめは、わかりやすい質疑です。
小沼巧議員が国会の質疑で発言する際に、国民目線で「さすが」と思う点として使用する言葉が平易。
また質問内容が素人にもわかりやすい、ということがあげられます。
対照的に、攻められる立場にある与党の政治家は、論点をあいまいに。
ムズかしめの専門用語を使ったりするなど、悪く言えば「ごまかす」姿勢のため、国民の間に不信感が芽生える要因となるようです。
理由③独特の話し方
代表質問の評判が高い理由3つめは、独特の話し方です。
理路整然と与党を追及する小沼巧議員の質疑は高く評価されたいますが、「頭の良い人が鋭く追及する」という構図は、ともすれば見る人に冷たい印象を与えてしまいがちです。
しかし、小沼巧議員の場合は時折標準語に地元の茨城弁を混ぜることで、親しみやすいキャラクターを演出し、ギスギスとした雰囲気をやわらげる効果を生んでいるようです。
また「であります」を繰り返すのは、「早稲田雄弁会」に脈々と伝わる政治家としての話し方ですので、小沼巧議員にはしっかり身についているようですね。
これからも見てみたい、聞いてみたいとおもわせる質疑に期待が高まりそうです。

意識的に茨城弁を使っているのかどうか、聞いてみたいですね。
小沼巧はごしゃっぺな政治をただす!
小沼巧議員は、自身のホームページで「ごしゃっぺな政治をただす」と力強い文字が躍っています。
茨城弁で「でたらめな政治をただす」と、国民の声を代弁してくれている気持ちがこめられています。
曖昧な答弁を繰り返す石破首相の説明責任の回避には、茨城弁を交えて鋭く切り込んでいました。
小沼巧議員が目指している政策は
•説明責任を果たす
•公正で透明な政治運営
•市民の声を反映した政策決定
現在の政策は、この逆ということでしょうか。、
まとめ
「ごしゃっぺ(でたらめ)な政治家をただす」と、地元茨城弁を使ったスローガンを掲げる、立憲民主党の小沼巧議員の評判がすごいと話題です。
官民の経験や深い地元愛、徹底した現場主義など、若手という枠におさまりきらない小沼巧議員。
石破首相に対しても、怯むことなく攻めの質疑をした小沼巧議員は、国民の代弁者といってもいいでしょう。
現在39歳の「ミレニアル世代」の小沼巧議員の、これからの政治活動に期待が高まりますね。
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