羅臼神社のご利益や神様は?海の王者シャチが見れるパワースポット!

道東エリア

原始の大自然が残る北海道知床半島の東南、羅臼(らうす)町の高台からは根室海峡をはさんで国後島が望める場所に鎮座する羅臼神社。

1855年(安政2年)漁業鎮護の神として小社を祀り、訪れる人々の心に平穏とご利益を与えています。

羅臼神社には、大國主神、崇徳天皇など四柱の御祭神が祀られており、これらの神々は大漁と水難保護、子宝・安産祈願のご利益があります。

さらに天皇家との繋がりや、日本で唯一シャチが観測できる所と多くの参拝者が訪れています。

このブログでは、羅臼神社のご利益や歴史、御朱印、アクセス方法など詳しく解説していきます。

羅臼神社とは?ご利益と歴史について

羅臼神社は、秘境の雰囲気を残し世界遺産にも登録されている知床にある、大変魅力的な神社です。

羅臼神社が鎮座する一帯は、古くより漁業が盛んだったこの地で、大漁祈願、航海安全を祈りご利益のある場所として建立されました。

羅臼神社は羅臼の町と港を見下ろすことができる海抜167mの高台にあるため、その長い歴史の中訪れる人々を見守ってきました。

また、羅臼神社の3394.1坪と広い境内には、季節の花が咲き、羅臼権現水と呼ばれる湧き水もあることから参拝者の心を和ませています。

羅臼神社のご利益は?

羅臼神社には、大國主神、崇徳天皇、事代主神、羅臼権現(羅臼岳山霊)が祀られていますので、さまざまなご利益を授かることができます。

羅臼神社のご利益

•大國主神→出雲大社の御祭神で「国づくりの神」や縁結びのご利益。

•大國主神の子、事代主神→事(コト)を知る神=お告げの神で人々に神様の言葉を告げや夫婦和合、五穀豊穣、病気平癒、商売繫盛などのご利益。

•第75代天皇・崇徳天皇→病気や悪縁の縁切り、厄除けのご利益。

羅臼神社を訪れることで、ご自身の日々の暮らしの中にたくさんのご利益をいただけることでしょう。

羅臼神社の歴史は?

江戸幕府末期の1885年、松前藩の漁場の豊漁・安全のご利益を願って羅臼岳山霊を建立したのが起源とされています。

明治時代になると、村藩が形成され現在に至るまで、多くの人々に愛されこの地に鎮座しています。

その際、四国、讃岐に鎮座する金刀比羅宮より神璽を御祭神として奉納、羅臼金刀比羅宮神社として遷座され、1957年(昭和32年)に羅臼神社となりました。

羅臼神社は崇徳天皇を祀っていることから、天皇家との関係があり、霊峰・羅臼岳には、1994年(平成6年)現在の天皇皇后両陛下や三笠宮殿下などが登山されています。

羅臼神社御朱印は?

羅臼神社の御朱印は社務所で授かることができます。(初穂料:300円)

羅臼神社の御朱印には羅臼で唯一の神社を表す「知床総鎮守羅臼神社」の朱印が押されています。

御朱印を求める方には、御朱印に挟む、色とりどりの折り紙で作った「しおり」が授与されます。

羅臼町で唯一の神社ということもあり、この辺りで御朱印をいただける羅臼神社には御朱印によるご利益を求めて、遠方より多くの参拝者が足を運びます。

羅臼神社のお守りは?

羅臼神社にはオリジナルの二頭のシャチが描かれた「幸守り」(シャチ守りと読む)が、力強いご利益があると大変人気です。

羅臼の海は、「海の王者」と言われるシャチが日本で唯一観測できる場所とのこと。

シャチには「火除け・火伏せの守り神」とされる「鯱(しゃちほこ)」という言い伝えがあり、名古屋城の金鯱(通称、金のしゃちほこ)はとても有名ですね。

この大変縁起が良いシャチと霊峰・羅臼岳が一緒に描かれている、水色の「幸守り」を求めて多くの人々が訪れます。

シャチ(しゃちほこ)には、お城を火災から守る意味があるんですね。

羅臼神社のパワースポットは?

羅臼神社境内の敷地は広く、参拝される人々に格別なエネルギーを与えるパワースポットがあります。

裏参道を登った「羅臼金刀比羅神社本殿跡の石碑」では、金運や縁結びなどの幸運を引き寄せるご利益があるとされ、参拝者に人気があります。

その先に進むと、霊峰・羅臼岳の湧水を飲むことができる「羅臼権限水」があります。

遥か昔からの純一無雑な水を頂くことで、心身がゆったりと浄化され内側から活力が芽生えてくることでしょう。

また、「羅臼権限水」に使われている柱は樹齢300年~500年といわれており、その歴史の長さを敬い、感謝することでそのお力の恩恵を受けることが出来ます。

これらのパワースポットに足を運ぶことで、心身の浄化とエネルギーが満たされることでしょう。

羅臼神社参拝の注意点は?

羅臼神社への参拝の際は、建立に携わった人々の精神性に近づく貴重な機会ですので、いくつかの注意点を押さえることが大切です。

本殿は階段の上にありますので、まず十分な時間を使って呼吸を整えましょう。

参道を歩く際には、神聖な雰囲気を全身で感じながら心穏やかに進むことが重要です。

参拝の際には、国後島をのぞむこの場所からお守り頂いた神々に深謝の想いを伝え、お願い事は丁寧にしっかりとお伝えし、ご利益を授かります。

参拝の後は、広い境内をゆっくりと散策し、これらの注意点を押さえることで羅臼神社の歴史とご利益を感じることが出来るでしょう。

羅臼港と青い空、大変静かな境内を歩くだけで浄化されるようです。

羅臼神社のアクセス方法

羅臼神社がある羅臼町には鉄道が通っていません。

ここでは、釧路駅周辺からのアクセス方法をご案内いたします。

具体的なアクセス方法は以下の通りです。

公共交通機関を利用する場合

JR釧路駅→阿寒バス(釧路羅臼線)乗車→「羅臼診療所前」下車(所要時間:約200分、片道約4900円)→徒歩約10分、0.5㎞→羅臼神社

車を利用する場合

釧路中心部→国道44号線→国道272号線→国道335号線→道道87号線→羅臼神社(所要時間:約180分、約150㎞)

羅臼神社敷地内に駐車場(約30台、無料)があります。

〒086-1823北海道目梨郡羅臼町栄町127番地1

まとめ

国後島をのぞむ高台に鎮座する羅臼神社は1885年、羅臼岳山霊を建立したのが起源とされています。

羅臼神社には、大國主神、崇徳天皇、事代主神、羅臼権現が祀られており、多岐にわたるご利益を授かることができます。

縁結びを始め、五穀豊穣、病気平癒、商売繫盛のご利益を求めて多くの参拝者が訪れます。

羅臼の海では、「火伏せの守り神」とされるシャチを運が良ければ見ることが出来、シャチをモチーフにした「幸守り」(シャチ守り)が大変人気です。

羅臼神社境内には、霊峰・羅臼岳の湧き水があり、パワースポットになっています。

ぜひ一度、羅臼で唯一の神社を訪れて、その歴史と神聖な空気・水を体感して新たな発見のきっかけにしてみてください。

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