船魂神社のご利益や神様は?船の守護神であり義経伝説のロマンも!

道南エリア

北海道最古の神社といわれる、港町・函館の船魂(ふなだま)神社は、函館港を見下ろす函館山の麓に鎮座している神社です。

高僧の良忍がこの地にたどり着き「ここは、神霊が宿るところ」と、海上安全を願いご利益を授かるため奉られたのが船魂神社の起源といわれています。

また船魂神社には、あの源義経一行が遭難しそうになった時、神々の御加護によって無事岸にたどり着いた、という「義経伝説」が残されている歴史のロマンを感じられる地でもあります。

船魂神社には、塩土老爺神など三柱の御祭神が祀られており、多岐にわたるご利益を授かれると、多くの参拝者が訪れます。

このブログでは、船魂神社のご利益や歴史、御朱印、アクセス方法など詳しく解説していきます。

船魂神社とは?ご利益と歴史について

船魂神社は、函館市中心部・元町エリアの「日和坂」の頂上、函館港が一望できる函館山の麓に鎮座しています。

船魂神社は、約900年「船の守護神」として函館港を見守るように佇み、巴漁港の総鎮守の神様として広く信仰を集めてきました。

船魂神社には、船や水、海に関するお守りやおみくじが充実しており、ご利益を求めて漁業関係者などが海上安全や航海安全を願い全国から訪れます。

船魂神社には義経伝説が残り、地元では愛称の「ふなだまさん」と親しみを込めて呼ばれています。

船魂神社のご利益は?

船魂神社には、塩土老爺神、大綿津見神、須佐之男神が祀られていますので、さまざまなご利益を授かることができます。

•塩土老爺神→海上安全、漁業守護や開運招福、家内安全のご利益。

•大綿津見神→海上の安全や漁業、水難除けなどのご利益。

•須佐之男神→暴風雨を司り「厄もなぎ払う」、厄除けのご利益。

また、遭難しそうになった源義経が無事にたどり着いたことから、受験や就職など人生の岐路に立った時の進路選択にご利益があると、恩恵を授かりに多くの参拝者が船魂神社を訪れます。

船魂神社の歴史は?

船魂神社の起源は大変古く、平安時代末期、1135年(保延元年)に天台宗の僧侶・良忍がこの地にご利益があるように、と観音堂を建てたのが起源とされています。

江戸時代には「船魂大明神」として祀られており、その後明治の大火で一度は社殿が焼失しましたが、1932年(昭和7年)に現在の場所に本殿を再建しました。

また船魂神社には、日本の歴史上屈指の人気を誇る源義経の伝説が残されています。

1190年(建久元年)兄の源頼朝から追われた源義経一行が本州から蝦夷地へ海を渡ろうとした際、暴風雨で遭難しそうになりましたが、船魂神社のご加護により、無事に蝦夷地へ上陸できたそうです。

「義経伝説」に彩られる船魂神社で歴史と伝説のロマンを感じてみてはいかがでしょうか。

北海道には「義経伝説」が110以上残されています。

船魂神社の御朱印は?

船魂神社の御朱印は、直接記帳と書き置きがあり社務所で授かれることができます(初穂料:300円)。

船魂神社の御朱印は、文字通り「魂」がこもった大変力強い文字で書かれており、ご利益と元気を頂けると遠方より多くの参拝者が訪れます。

御朱印には、「北海道最古」と「義経の里」の文字が書かれており、夏になると青や赤・黄色で「夏詣」と書かれ、記念になると人気です。

海の波と舵が描かれて「舵が進む方向へ導く」の意味を持つ御朱印帳も大変好評です。

船魂神社のお守りは?

船魂神社には、オリジナルの海にちなんだお守りがたくさんあります。

•「舵守」→航路・進路など人生の舵とりのご利益を願い広く多くの人が求める。

•「必勝御守」→船の錨が描かれ敵・己に勝つご利益を願い必勝祈願の受験生などが求める。

その他船魂神社には、漁業や船舶の関係者に人気の「安航祈願守」や舵が描かれた「交通安全ステッカー」があります。

義経が難を逃れたという伝説がある船魂神社ですので、人生や進路の岐路では、きっと力強いご利益により、良い方向へお導きいただけることでしょう。

船魂神社のパワースポットは?

船魂神社には、古来より特別な力が宿るとされるパワースポットがいくつか存在します。

境内にひっそりと佇んでいる「童子岩」は、船魂神社にたどり着いた義経が水を探していたところ、この岩の上に童子が現れ、指をさした所から湧き水が出ていたといわれる注目のパワースポットです。

さらに、函館山七福神の神社でもある「福禄寿」が祀られており、木を彫ってつくられた仙人のようなお姿から神秘的で清浄なご利益を受け取ることができるでしょう。

義経が訪れたと言われる船魂神社の境内は、ゆっくりと時間が流れ、静かでこころ安らぐ雰囲気があり、訪れるだけでご利益を実感して心を清めることができます。

船魂神社参拝の注意点は?

北海道最古の船魂神社への参拝には、いくつかの注意点があります。

約900年もの間多くの人々が参拝し、多くの人々によって支えられてきた歴史の深さに感謝と敬意を持ち、心奥をみつめましょう。

本殿までは、坂道で階段が多くありますので、ゆっくりと静かに歩き呼吸を整えます。

本殿では源義経が訪れたといわれる太古の歴史を感じながら静かに祈りを捧げ、願い事が成就するイメージを持つことでご利益を拝受できます。

参拝後は境内から函館港を見下ろし、平安時代より人々の安寧をお守り頂いた神々に深く感謝を捧げましょう。

境内から函館港を見下ろした景観を、先人たちも見てきたのでしょうね。

船魂神社のアクセス方法

船魂神社の最寄り駅は、JR函館駅になります。

具体的なアクセス方法は以下の通りです。

公共交通機関を利用する場合

•JR函館駅→市電(高龍寺・船見町行)乗車→「末広町」下車(所要時間:約8分、片道約210円)→徒歩(所要時間:約9分、450m)……船魂神社

車を利用する場合

函館中心部→国道338号線→船魂神社(所要時間:約6分、2.2㎞)。

※駐車場がありませんので、日和坂下周辺の駐車場をご利用ください。

〒040-0054 北海道函館市元町7-2

まとめ

船魂神社は、平安時代末期を起源とする、函館港を見下ろす函館山の麓に鎮座している神社です。

1135年高僧の良忍が、海上安全を願い奉られたのが船魂神社の起源といわれ、海上安全、漁業守護から開運招福、家内安全などご利益を求め人々の心の柱になってきました。

船魂神社の境内には、源義経に湧き水を示した童子の神が現れたとされる「童子岩」が残されており、最強のパワースポットになっています。

船魂神社では、「魂」がこもった力強い文字で書かれた御朱印や、航路・進路など人生の舵とりにご利益がある「舵守」のお守りなどを求めて多くの参拝者が訪れます。

ぜひ一度、歴史の深さの雰囲気の中、歴史と伝説が融合する船魂神社を訪れて、その神秘的なエネルギーを受け取ってみて下さい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました