叡明高校野球部強い理由3選!中村監督の指導は?練習グランドが凄い!

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2025年8月5日から甲子園球場で開催される『第107回全国高等学校野球選手権大会』。

強豪ひしめく激戦区・埼玉県では、急速に力をつけていると話題になっていた叡明高校野球部が139校の頂点にたち、初の甲子園出場を決めました。

2025年春の埼玉県春季大会では準優勝。この夏の埼玉県予選では、コールドゲームや高得点差での勝利が続き、その実力は本物のようです。

叡明高校野球部の強い理由は何かを詳しく解説していきます。

この記事でわかること

•叡明高校野球部強い理由3選!
•叡明高校野球部の中村要監督の指導は?
•叡明高校野球部のグラウンドは?
•叡明高校女子野球部はアニメのモデル?

叡明高校野球部強い理由3選!

7月27日に行われた埼玉県予選の決勝で、甲子園初出場を決めた叡明高校野球部の「強い」理由が気になります。

ともに初出場を目指した決勝戦では、昌平高校を5対2で破り勝利しました。

そんな激戦区・埼玉を制した叡明高校野球部が強い理由を3つ考察します。

理由①エース増渕と田口が好投!

強い理由1つめは、エース増渕隼人投手と田口遼平選手の好投です。

•増渕隼人投手:身長177㎝、体重80㎏とバランスの取れたボディから140㎞前後のストレートとコントロールの良い変化球で試合を創る右腕。ストレートの質がいい。

昌平高校打線を、8回まで7安打2失点の力投しチームを勝利に導く。

•田口遼平選手:身長171㎝、体重78㎏と大柄ではありませんが、1年生から試合に出場するほどの野球センス抜群。3番打者として活躍。

背番号6番で普段はショート。ストレートで押す強気のピッチングでエースを支える。

2人のピッチャーをバックが堅い守りで支える叡明高校野球部。

甲子園のマウンドでも、二人の投球に注目ですね。

理由②攻撃スタイルは「つなぎの野球」

強い理由2つめは、超高校級スラッガーがいない叡明高校野球部打線は、「つなぎの野球」という攻撃スタイルの徹底です。

1番から9番まで切れ目のない打線で、攻撃のモットーは「つなぎの野球」。

埼玉県の決勝戦でも、2本のタイムリーヒットを打ったのは中軸のクリーンナップではなく8番打者。

どこからでもチャンスメイクができ、得点できる打線で、好投手が揃う埼玉県予選を勝ち抜きました。

甲子園でドラフト候補のピッチャーと対戦しても「つなぎの野球」で立ち向かいます。

高野歩選手は「つなぎの6番」といわれているとか。甲子園では注目ですね。

理由③地域密着の選手構成

強い理由3つめは、選手が地元越谷の出身で、地域密着の選手構成になっていることです。

叡明高校は私立高校ですが、硬式野球部の寮は存在せず、他県から有力な選手が入部することはなく、全ての部員がいわゆる「通い」。

野球部の選手は越谷の出身で、自宅から通学している地域の子供たちです。

地元出身の選手を「応援しよう!」と埼玉県決勝戦では、越谷市のイオンレイクタウンで実施したパブリックビューイングは立ち見が出るほどの大盛況。

越谷市民
越谷市民

越谷市民にとっての悲願で、今日は選手たちの肉親になった気持ちで応援した。

地元の有望選手が「外」の強豪校に進学することなく、越谷から甲子園へ、という強い思いが結実。

地元の応援は間違いなく選手の力になっていますね!

叡明高校野球部の中村要監督の指導は?

叡明高校野球部の中村要監督の指導は、「物事の本質を捉えよ!」です。

この言葉はチームスローガンになっており、中村要監督は選手に“意味のある練習”を求めています。

•一つ一つの練習の意味を考えて「なぜこの練習が必要なのか」考えて取り組む。
•長時間の練習より短時間集中
•プロセスを見直し、自主的に行動

叡明高校の中村要監督は浦和学院でも指導歴があるベテランの現在51歳です。

選手たちと「父親のつもりで接している」と語る中村監督。父と息子たちの甲子園での活躍に期待が高まります!

中村要監督の思い切った荒療治

2025年1月、チーム全体に“緩み”を感じた中村要監督は思い切って荒療治にでました。

ミーティングの際、「この期間にかわんないともう終わるぞ」と宣言。
それ以降、異例といいえる監督不在状態で練習が続きました。

根本和真主将は、

•その要因が自分たちの緩み。甲子園に出るようなことも本心で思える状態ではなかった。
自立をテーマ、一人一人がどういう姿勢で練習や私生活をおくるべきなのかを考えた。

選手たちのそんな姿勢を確認して3週間後に復帰した中村要監督。

「苦しい期間でしたけど、成長するポイントになる期間だった」と振り返り、生徒たちによる胴上げで3度宙に舞い、喜びをかみしめていました。

叡明高校野球部のグラウンドは?

越谷レイクタウン内に校舎がある叡明高校の敷地、約12700坪に野球場・サッカー場・4面のテニスコートで構成される専用グラウンドがあります。

野球場の具体的なサイズの情報はありませんが、「広大」という表現がピッタリな叡明高校の専用グラウンド。

野球場には、もちろん照明設備も整っており、高いネットの充実した環境の中、総勢67名の部員が毎日厳しい練習に取り組んでいます。

叡明高校の専用グラウンドは、最寄りの越谷レイクタウン駅から徒歩7分。

「通い」の野球部員にとって絶好のロケーションですね。

叡明高校女子野球部はアニメのモデル?

叡明高校には女子の硬式野球部もあり、2016年から連載がスタートしたアニメ『球詠(たまよみ)』のモデルといわれています。

「埼玉県越谷市から全国高校野球大会出場を目指す美少女たちの青春」を描く同作品は、2020年にはテレビアニメ化され、漫画は現在も連載中です。

主人公の武田詠美ちゃんよりひと足早く、甲子園という憧れの舞台でプレーすることになった叡明高校「男子」野球部。

この夏、甲子園でアニメのようなドラマチックな試合をみせてくれるかもしれませんね。

まとめ

強豪ひしめく激戦区・埼玉県では、急速に力をつけていると話題になっていた叡明高校野球部が139校の頂点にたち、初の甲子園出場を決めました。

全国的には無名の叡明高校野球部が強い理由は……

①強豪相手にも安定した投球をするエース、そして力のある2番手投手。

②1番から9番まで切れ目のない打線による「つなぎの野球」。

③新しく開発された越谷レイクタウンを中心に、地域密着の選手構成。

51歳のベテラン、中村監督の指導の下でついに悲願をかなえた叡明高校。

女子硬式野球部がアニメのモデルということもあり、全国区の話題となっています。

越谷市民の期待を背負ってのぞむこの夏の甲子園。試合当日は越谷レイクタウンのパブリックビューイングの盛り上がりは、ものすごいことになりそうですね。

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