岩手の花巻東高校時代に高校通算140本塁打を放った佐々木麟太郎選手。
高校3年時にプロ志望届を提出せずに、アメリカの名門・スタンフォード大学に留学する道を選び、米国大学野球のリーグ戦でプレーしています。
MLB、NPBどちらを選択するにしても「まだ先のこと」という認識が一般的でしたが、日米間で指名対象選手の新たなルールを確認したところ、この秋に行われるNPBのドラフト指名が可能に。
そんな中、佐々木麟太郎選手が米大学リーグ退団、その理由など詳しく解説していきます。
•佐々木麟太郎の米大学リーグ退団理由は?
•佐々木麟太郎の大学野球の成績は?
•佐々木麟太郎の妹は巨人?
佐々木麟太郎の米大学リーグ退団理由は?
2025年7月、佐々木麟太郎選手が米大学リーグ退団するその理由が気になります。
花巻東高校3年生時にプロ志望届を提出せず、渡米という選択をして話題となった佐々木麟太郎選手。
このタイミングで大学リーグを離れる(可能性がある)決断を意外に感じる方もいるかもしれません。
なぜ佐々木麟太郎選手は、このタイミングで米大学リーグを退団するのか、考察しました。
理由①NPBドラフトを視野?
米大学リーグ退団理由は、秋から始まるNPBドラフトを視野にいれてのことだとおもわれます。
2005年4月18日生まれの佐々木麟太郎選手はまだ20歳と若く、184cm・113kgの規格外ボディから放たれるすさまじい打球に、早くから日米のスカウトは熱い視線をおくっていました。
実は、スタフォード大学入学時に

2年後以降(2025年以降)の日米両方のドラフト指名を視野にレベルアップしたい
と語っていた佐々木麟太郎選手。卒業までの道のりがハードな名門大学にあって、ドラフト指名→中退してプロ入り、という選択も考えていたようです。
理由②アメリカ生活にアジャストが厳しい?
米大学リーグ退団理由は、アメリカ生活にアジャストが厳しかったのでは、とおもわれることです。
ずっと岩手で暮らしていた高校生が、いきなりカリフォルニアで一人暮らし。
野球だけではなく、学業や食事、体調管理などあらゆる面でアジャストするのはかなり大変だったのではないでしょうか。
実際に、新しい言語、文化の中での生活にストレスを感じている、と率直に語っているようです。
例えば、食に関してもこんなコメントを残しています。
アメリカから一時帰国していた2024年秋、日本の報道陣から「アメリカ生活で美味しかったものは?」と質問されて

「日本食で味噌ラーメンを頼んだら、味噌汁に豆腐、ネギ、わかめと麺が入っていた」「味噌汁ラーメンじゃないか」
単なるジョークとして報道関係者は笑っていたようですが、日々の食事に関するストレスも原因の一つかもしれませんね。
佐々木麟太郎の大学野球の成績は?
佐々木麟太郎選手は、大学1年目の今シーズン、52試合に出場。7本塁打、打率.269、打点41という成績を残しました。
アメリカのACC(アトランティック・コースト・カンファレンス)のトーナメント1回戦でジョージア工科大学に敗れて今シーズンを終了しています。
背番号3のユニフォームをまとい、アメリカの大学生と一緒にプレーした佐々木麟太郎選手。
「成績は全然満足していないが、最低限という意味ではきょうまで52試合をけがなくしっかり戦い抜けたというのはうれしいことだ」
慣れない環境の中で、学業もこなしながら、「1年生」としては立派な成績と言えるのではないでしょうか。
スタンフォード大学とは?
スタンフォード大学はカリフォルニア州にある名門大学で、あのイーロン・マスクの出身校としても知られる名門大学です。
アメリカの大学といえば「アイビーリーグ」と呼ばれる8大学(ハーバード大、エール大、プリンストン大、コーネル大、コロンビア大、ブラウン大、ダートマス大、ペンシルア大が有名。
スタンフォード大学はアイビーリーグに勝るとも劣らない超一流大学です。
「The世界大学ランキング」の2024年版では、29位の東大、55位の京大よりはるかに高く評価されています。
1位・オックスフォード大(英) | 2位・スタンフォード大(米) |
3位・マサチューセッツ工科大(米) | 4位・ハーバード大(米) |
5位・ケンブリッジ大(英) |
また、野球部は強豪として知られ、NCAA(全米大学体育協会)1部に加盟しており、カレッジワールドシリーズで2度優勝して全米王者に輝いています。
佐々木麟太郎の妹は巨人?
佐々木麟太郎選手の妹は、現在巨人の女子チームに所属している野球選手です。
佐々木麟太郎選手の1歳年下の妹・秋羽(しゅう)さんは、兄と同じ岩手県の花巻東高校女子硬式野球部で活躍。世代屈指の内野手と高い評価を受けました。
2024年夏の『全国高校女子硬式野球選手権大会』で準優勝となり、その進路が注目されていましたが、2025年1月から読売ジャイアンツ女子チームでプレーしています。
プロ選手としての契約でなく、学業も優秀だった佐々木秋羽選手は筑波大学に通う“女子大生プレーヤー”です。

学業と野球の両立は大変かもしれませんが、ムリせず、自分のペースを大切に頑張ってほしいですね。
まとめ
岩手の花巻東高校時代に高校通算140本塁打を放った佐々木麟太郎選手。
高校3年時にプロ志望届を提出せずに、アメリカの名門・スタンフォード大学に留学する道を選び、米国大学野球のリーグ戦でプレー。
大学1年目の今シーズン、52試合に出場。7本塁打、打率.269、打点41という成績を残しましたが、秋から始まるNPBドラフトを視野にいれて、米大学リーグを退団するようです。
MLB、NPBどちらを選択するにしても「まだ先のこと」という認識が一般的でしたが、日米間で指名対象選手の新たなルールを確認したところ、この秋に行われるNPBのドラフト指名が可能に。
1歳年下の妹・秋羽(しゅう)さんは2025年1月から読売ジャイアンツ女子チームでプレーしていますが、兄の佐々木麟太郎選手はどのチームが指名するのでしょうか。
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