PFP、P4P(Pound for Pound)パウンド・フォー・パウンド=同体重と仮定の場合の実力予想)
上位に日本人ボクサー2人がいるという、ファンにとっては信じられない程幸せな状況となっています。
一人は、言わずと知れた”Monster モンスター”井上尚弥選手。
9月14日に難敵・MJ(ムロジョン・アフマダリエフ)をスピードと技術で圧倒して世界戦26連勝!
一方、中谷潤人選手は2025年6月8日に西田凌佑選手と世界王座統一戦を行い、6回終了TKO勝ち。
2人が年末の12月にもう1戦をクリアすると、いよいよ2026年5月に両雄が対戦する可能性が!
この記事では、日本ボクシング史上最大の大一番となる井上尚哉vs中谷潤人の一戦をどっちが強いかを予想してみます。
井上尚哉VS中谷潤人どっちが強いのか試合展開を予想!
井上尚哉選手と中谷潤人選手、どっちが強いのか。
この2人が戦うドリームマッチは、日本人選手同士の戦いとしては、1994年12月4日に行われた、世界バンタム級王座統一戦「辰吉丈一郎 vs 薬師寺保栄」を超えるビッグカードとなります。
視聴率はWBC40%超え(関東39.4%、関西43.8%、東海52.2%)を記録。
果たして、どのような展開になり、どっちが強いのか?大変ムズかしい予想ですがトライしてみます!
予想① 序盤での決着はない
どっちが強いか試合展開予想の1つめは、試合序盤でのKO決着はない、と予想します。
井上尚哉選手も中谷潤人選手も、早い回で相手を豪快にノックアウトするシーンを何度も見せてくれている2人。しかし……。
✔この一戦に限っては「初回いきなりダウン、そのまま一方的にノックアウト」というシーンは見られないでしょう。
✔最近、スタイルが好戦的になっている中谷潤人選手ですが(少なくとも)ファーストラウンドはお互い慎重にジャブの差し合いで緊張感のあるスタートが予想されます。
予想② KO決着か判定か
どっちが強いか試合展開予想の2つめは、どちらが勝利するにしても、おそらく12回判定決着と予想します。
KO率が高い2人(井上尚弥選手:約90% 中谷潤人選手:約77%)。
✔相手を倒せるパンチを持っていますが、容易に被弾を許さないでしょう。
✔後述するスキル比較を見ても、両者甲乙つけがたいため、一方的になる可能性は極めて低く、終盤まで拮抗した展開となるのではないでしょうか。
予想③ 井上尚哉選手の小差判定勝利!
どっちが強いか試合展開予想の3つめは、しびれる試合展開の中、最終的には井上尚哉選手が抜け出して「小差判定勝ち」と予想します。
どちらも圧倒的な強さを誇る、日本のボクシング史上でもNO.1、2を占める実力者です。
✔主導権を握った選手がそのまま押し切る、という展開にはならず、流れはいったりきたり。
✔ジャッジ泣かせのラウンドが続くと予想。
井上尚哉と中谷潤人選手のスキル比較でどっちが強いか予想!
無理を承知で、井上尚弥選手と中谷潤人選手それぞれのスキルを数値化して10段階で比較してみます。
比較① パンチ力
パンチ力でどっちが強いのかの予想は、井上尚弥選手:9 中谷潤人選手:8です。
•26勝の世界戦で判定勝利はわずか3度。ほとんどの試合で相手をマットに沈めている。
•階級をスーパーバンタムに上げてから、序盤ですぐに終わらせる試合がないことで-1と判断。
✔ここ5試合KOまたはTKO勝利が続いている。
✔特に2023年5月20日にアンドリュー・モロニ―選手を豪快にノックアウトした一戦は、アメリカで4つも「年間最優秀KO賞」に選出されるほど強烈なインパクトを残している。
比較② スピード
スピードでどっちが強いのかの予想は、井上尚弥選手:10 中谷潤人選手:9。
✔32歳になっても全く衰えることのない井上尚弥選手のスピード。
✔9月14日のアフマダリエフ戦では、圧倒的なスピードの差を見せつけてくれた。
✔「スピード」というファクターで語られることはあまりないが、チャンスと見てたたみかける際の迫力は素晴らしいものがある。
✔アフマダリエフ戦のように井上尚哉選手が”出入り”を重視したスタイルに徹した場合は、ややそのスピードにとまどうかもしれない。
比較③ ディフェンスと耐久力
ディフェンスと耐久力でどっちが強いのかの予想は、井上尚哉選手:9 中谷潤人選手:9。
✔ダウンを奪われたのは、ルイス・ネリ戦とラモン・カルデナス戦だが、どちらもすぐに回復。
✔ドネアとの最初の試合でも序盤に強烈な左をもらったが、12回耐え抜いている。
✔若い頃に1度ダウンした経験がある(2017年のプロ12戦目、6ラウンドで2-0の判定勝利)。
✔「常に最悪の状況を想定して練習している」ため、打たれた際の対応にも自信がありそう。
井上尚哉VS中谷潤人の試合いつ?
井上尚哉選手と中谷潤人選手の対戦は、現在のところ2026年5月が有力視されています。
✔2024年5月6日に行われたルイス・ネリ戦が行われた。
✔同様に「ゴールデンウイークに東京ドームで開催」と予想。

もちろん、ジャイアンツの試合スケジュールとの兼ね合いもありますね。
井上尚哉VS中谷潤人の海外の反応!
井上尚哉VS中谷潤人の海外の反応は、軽量級の扱いとしては「別格」のようです。
ボクシング発祥の地・イギリスと現代ボクシングの本場・アメリカでは、もともと重量級の人気が高く、軽量級への関心はいま一つ。
しかし井上尚弥と中谷潤人の扱いは別格です。
9月14日に行われた井上尚哉選手のアフマダリエフ戦勝利を受けて、世界で最も権威があるボクシングメディアの『The Ring』では公式のXで、日本の国旗と神社の鳥居を使ったデザインのイラストに
Collision course(激突コース)
Are Naoya Inoue and Junto Nakatani destined to fight each other?
(井上尚哉と中谷潤人は戦う運命にあるということだろうか?)
とコメントとつけて、二人のビッグマッチに熱い視線を送っています。
まとめ
日本ボクシング史上、最も注目される井上尚哉選手vs中谷潤人選手の試合が近づいています。
9月14日に難敵・アフマダリエフをスピードと技術で圧倒して世界戦26連勝となった井上尚哉選手。
一方、中谷潤人選手は2025年6月8日に西田凌佑選手と世界王座統一戦を行い、6回終了TKO勝ち。
2人が年末の12月にもう1戦をクリアすると、いよいよ2026年5月に両雄が対戦する可能性が!
試合予想はムズかしいですが、両者相譲らぬ展開で、最終的には井上尚哉選手の「小差判定勝利」と予想します。
2026年5月に東京ドームでの開催が予想される世紀の一戦。
これまでの試合を確認しながら、「その日」を楽しみに待ちたいですね!
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