北海道北見市にある「相内(あいのない)神社」は、明治の開拓期よりそのご利益が多くの参拝者に愛され続ける歴史ある神社です。
その起源は、明治時代に開拓した屯田兵の皆さんよる神明奉斎を神社創立の淵源としました。
相内神社は、天照大神と豊受大神が祀られて国土安泰、開運、商売繫盛などのご利益を頂けます。
相内神社では人形供養を、丁寧にお祓いをして人形とお別れをする「人形感謝祭」といいます。
また、猫や犬がカラフルに描かれている御朱印やお守りを求めて、遠方より多くの参拝者が訪れます。
このブログでは、相内神社のご利益や歴史、御朱印、アクセス方法など詳しく解説していきます。
相内神社とは?ご利益と歴史について

相内神社は、北海道東部のオホーツクの中心都市・北見市に鎮座する神社です。
商売繫盛や厄除開運、縁結びなど多岐にわたるご利益があると、多方面からの信仰を集めています。
相内神社には境内社として、相馬神社、三吉神社が鎮座していますので、多くの神々がこの土地を、また訪れる人々をお守りしています。
また、相内神社には、月替わりでカラフルな猫や犬・うさぎなどの動物が描かれた御朱印が大変人気で全国から参拝者が訪れます。
相内神社のご利益は?
相内神社には天照大神と豊受大神が祀られており、さまざまなご利益を授かることができます。
皇室の御祖神である天照大神は、国土安泰、福徳、開運、勝運を司るご利益があるとされています。
五穀の精霊神である豊受大神は、天照大神にお食事を用意する役割を担う神で、衣食住、商売繫盛、無病息災のご利益を頂けるとして古来より崇められています。
毎年3月のひな祭りの後には、事前に受付した人形のお焚き上げが行われ、丁寧にお祓いをして頂き人形とお別れをする「人形感謝祭」が行われています。
また、相内神社では恋愛成就を願うと、そのご利益の恩恵を受けることが出来ると言われています。

相内神社では、人形供養とは言わないで「人形感謝祭」っていうんですね。
相内神社の歴史は?
明治時代の開拓期、相内地域の礎を築いたのは屯田兵(屯田歩兵第四太隊第三中隊)の人々です。
入植後小さな祠をお造りし、キビしい日常の合間を縫って神様に感謝の祈りを捧げていたようです。
1921年(大正11年)に「相内村」が成立し、村役場の敷地内に建立された御神名を記す木標が、相内神社の始まりとされています。
以来、農業を中心とする相内エリアの人々の暮らしを見守り続け、1952(昭和27年)に現在地へと移ってからも、周囲一帯のご利益を授ける守り神として人々に愛されています。
相内神社の御朱印は?
相内神社の御朱印は、2種類用意されており社務所で授かることができます。(初穂料:800円)。
•「保護猫・保護犬御朱印」→毎月22日更新、現在保護されている猫や犬が描かれている。
•「月替わりの御朱印」→鳥やうさぎ・きつねなどが描かれている。
どちらも、色とりどりの可愛らしいイラストが描かた御朱印は、書き置きはしておらず、全て直接記帳なので15分程かかるため、時間に余裕を持って訪れましょう。
こちらの御朱印で授かったお金は全額寄付しており、賛同してくださる参拝者が多いようです。
動物達が可愛らしい神様として描かれている、御朱印帳も大変人気があります。
相内神社のお守り
相内神社には可愛らしい猫のイラストが描かれているオリジナルのお守りがあります。
黒い猫は神主様として、茶色い猫は巫女さんとして描かれており、2つのお守りを並べると1つの絵柄になることから、恋愛成就にご利益があると言われています。
他には動物をモチーフにしたお守りが数種類あり、犬の顔の「幸いぬまもり」や猫の顔の「福ねこまもり」も大変人気があります。
赤いハート型の「縁繋守」は特に女性が購入される方が多く、恋愛成就のみならず「人と人とのご縁を結ぶ」ご利益があるお守りとして好評です。
相内神社のパワースポットは?
相内神社はまるで森の中に佇んでいるような自然と調和している環境で、訪れる人々に様々なエネルギーとご利益を与えてくれます
鳥居から社殿まで真っ直ぐ続く小道は、日中でも日陰になり神聖な空気ですので、訪れるだけで浄化されるような気持になります。
相内神社には、境内に相馬神社と三吉神社の末社が鎮座しており、ご利益を賜るパワースポットです。
その奥にひっそりと佇む社殿からは、内面を高めるエネルギーを感じ取ることが出来るでしょう。

相内神社境内では、エゾリスに出逢えるかもしれません。
相内神社参拝の注意点は?
相内地区の人々にとっては生活基盤の支えになっている相内神社を参拝するときには、その恩恵を最大限に享受するため、いくつかのポイントを押さえておきましょう。
まず、参拝前に心を平穏に保ち、気持ちを引き締めてから境内に静かに入ります。
本殿に続く小道をゆっくりと歩き、この地を開墾した方たちへの敬意を払いながら進むことで、神様との一体感を体感しやすくなります。
本殿では、日々の感謝の気持ちをお伝えし、心を捧げてお参りし神様の恩情とご利益を受けます。
このようなポイントを押さえることにより、相内神社を訪れる人々に深い恩恵の霊的充足を与えてくれます。
相内神社のアクセス方法
相内神社の最寄り駅は、JR相内駅です。
具体的なアクセス方法は下記の通りです。
公共交通機関を利用する場合
•JR相内駅(国道39号線沿い)→北見バス 乗車→「相内神社」下車(所要時間:1分、片道約150円)
•JR相内駅→徒歩約11分で行くこともできます。
車を利用する場合
相内町中心部からアクセスしやすい場所にあります。
相内町中心部→大雪大通り→国道39号線→相内神社(所要時間:約3分、1.0㎞)
相内神社鳥居前に駐車場(約15台、無料)があります。
〒099-0871 北海道北見市相内町51
まとめ
北見市にある「相内神社」は、明治時代に屯田兵の皆さんにより開拓され、神明奉斎を神社創立とした歴史ある神社です。
相内神社には、天照大神と豊受大神が祀られており、国土安泰、商売繫盛、無病息災にご利益があるとされています。
また、相内神社の御朱印やお守りには、動物のイラストが色とりどりに描かれており、この御朱印やお守りのご利益を望んで多くの参拝者が訪れます。
冬の寒さがキビしい環境の中、艱難辛苦を乗り越え、開墾に全力を尽くした先達に感謝の気持ちを伝えることで、相内神社の神様からご利益と恩恵を授かることが出来るでしょう。
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