6月3日に「国民的大スター」と呼ばれた長嶋茂雄さんがお亡くなりになられました。
通常であれば、喪主を務めるのは長男の一茂さんですが、今回喪主は次女の三奈さんとなるようです。
今回このような形になったことで、改めて長嶋家の長年にわたる家族関係の深い確執や絶縁状態が浮き彫りになってしまいました。
日本の伝統的慣習として「家督を継ぐもの=長男=喪主」という考え方がありますが、現代は家督相続の概念も薄れているとはいわれています。しかし、今回の長嶋家は事情が少し違うようです。
父・長嶋茂雄さんの喪主がなぜ一茂さんじゃないのか?理由5つを考察します。
•一茂が喪主じゃないのは家族間が絶縁状態で、介護や看病に関わらないから?
•喪主は故人との関係性が一番深い人?
•一茂は関係修復の努力をしたが想いは届かなかった?
•父・長嶋茂雄が星になって兄妹を見守ってくれる?
父・長嶋茂雄さんの喪主がなぜ一茂さんじゃないのか理由5選!
「ミスタープロ野球」こと長嶋茂雄さんの葬儀の喪主がなぜ長男・一茂さんじゃないのか、と話題を呼んでいます。
日本の伝統的慣習の「長男=喪主」という考えや、現代的な家族の事情によって変わる「喪主」の考え方がありますが、今回の長男・一茂さんがなぜ喪主じゃない理由には、長嶋家特有の事情が影響しているようです。
日本中が注目を集めている長嶋茂雄さんの葬儀の喪主がなぜ一茂さんじゃないのか、を具体的に5つ考察します。
一茂が喪主じゃないのは家族間に深い確執があり絶縁状態?
長嶋茂雄さんの喪主が一茂さんじゃない1番の理由は、今も続く家族間の深い確執により絶縁状態だといわれています。
発端は2009年、長嶋茂雄さんの記念品や愛用品を一茂さんが独断で売却したことによるトラブルです。
実家の地下室に保管してあった長嶋茂雄さんのトロフィーや写真、そして母・亜希子さん(2007年他界)の遺品の洋服やパスポートまでも売却したそうです。
さらに絶縁が決定的になったのは、長嶋茂雄さんの肖像権などを管理していた「オフィスエヌ」(代表:三奈さん)の商標の期限が切れたタイミングで、一茂さんの個人事務所が「長嶋茂雄」を商標登録したことです。
裁判の結果、「オフィスエヌ」に「長嶋茂雄」の肖像権は戻りましたが、16年経った今も深い溝は残されたままなのかもしれません。
一茂が父・長嶋茂雄の介護や看病に関わらない?
一茂さんが喪主じゃない2つめの理由は、長嶋茂雄さんの介護や看病に積極的に関わらなかったということです。
2004年長嶋茂雄さんが脳梗塞を発症してから、三奈さんは看病やリハビリなど20年以上にわたり献身的に看病してきました。
一方で一茂さんは、積極的に看病やお見舞いに関わったという報道はほとんどなく、2018年に長嶋茂雄さんが緊急入院した時も、病院に泊まって看病した三奈さんとは対照的にハワイへ行ったようです。
7月上旬に高熱を腹痛を訴え入院した長嶋茂雄さん(82才)。胆のうの調子が悪く、8月上旬の段階では面会謝絶の状態だったという。
注目されるのは長男・長嶋一茂(52才)の行動だ。一茂は、長嶋さんが危機の中、ハワイに飛び立った。
引用元:NEWSポストセブン
長嶋茂雄さんの容態については、旧知の球団関係者から聞いていた、という一茂さんですが、実際にお世話をしていた三奈さんにとっては、兄に対する不満があったとしても不思議ではありませんね。
一茂の「長嶋」という名前から解放されたい発言への不信感?
一茂さんが喪主じゃない3つめの理由は、2021年のマスコミの取材で、「長嶋」という名前から解放されたいと語っており、これに対する不信感が三奈さんにあると言われています。
さらに一茂さんは、「遺産を受け取らないで自分の人生を生きる」、「自分の人生を生きるため、名字を改名したい」とまで語っています。
三奈さんの「長嶋茂雄」や「長嶋ファミリー」を大切に思う立場からすると、理解できなかったようです。
一度は父と同じプロ野球選手になった一茂さん。
一茂さんにしかわからない「長嶋」の重圧が、「娘」としての三奈さんとでは温度差があったかもしれませんね。
母・亜希子さんとの早すぎるお別れが理由?
一茂さんが喪主じゃない4つめの理由は、母・亜希子さんとの早すぎるお別れです。
長嶋家の知人は「一茂さんと三奈さんの間を亜希子さんがうまく取り持っていた。彼女が亡くなってかれ2人はそれぞれの道を進むようになった」と語っています。
亜希子さんは東京オリンピックのコンパニオンを務めるなど才能豊かで美しい女性でしたが64歳という若さでこの世を去ってしまいました。
当時一茂さんは42歳。分骨という形で日本とハワイにお墓があるというので一茂さんはハワイへよく行っているようです。
「マザコンじゃない男なんていない、マザコンでいい!」とキッパリいうほど。
もし、亜希子さんが生きていたら、兄妹間が不仲にならないよう取り持ってくれたかもしれませんね。
喪主は故人との関係性が一番深い人?
一茂さんが喪主じゃない5つめの理由は、現代的な家族の事情によって「喪主」の考え方が変わり故人との関係性が一番深い人が選ばれる傾向にあるようです。
長嶋家の場合、いつも長嶋茂雄さんに寄り添い、お世話をしてきて、4人兄妹の中では父親と一番多くの時間を語り合ったのは三奈さんでした。
喪主に求められる「故人との関係性が一番深く、葬儀を円滑に執り行える人」に当てはまるのが長嶋家では三奈さんだったのでしょう。
長嶋茂雄さんは三奈さんに対して「全幅の信頼を寄せている」と語っていましたので、「喪主」の件に対しては安心されているとおもいます。
一茂は関係修復の努力をしたが想いは届かなかった
父・長嶋茂雄さんに、一茂さんは関係修復の努力をしたが想いは届かなかったそうです。
以前マスコミの取材で一茂さんは「生きているうちに父に会うことはもう二度とないだろう」と語ったことがありました。
過去に一茂さんは、父・長嶋茂雄さんと何度も連絡を取ろうと実家に電話をしたり手紙を書いたり、また一茂さんの娘からもハガキを出したり関係修復の努力をしたことがあったようです。
返事は一度も来たことがなく「いつの間にか会いに行くことすら考えられなくなった」そうです。
一茂さんは父・長嶋茂雄さんに「会いたくない」わけではなく「会いたくても会えなかった」という表現の方がふさわしい感じでしょうか。
目を閉じる前に会えていたそうですので、せめてもの救いですね。
父・長嶋茂雄が星になって兄妹を見守ってくれる?
「国民的大スター」が、本当の「星」になって兄妹が仲良くすごせるよう、見守ってくれる可能性があるのではないでしょうか。
長嶋茂雄さんが亡くなった日、6月3日は長島美奈さんの57回目のお誕生日です。
3(3番)日、89(野球)歳と、最後まで「人生=野球」だった長嶋茂雄さん。
子供同士のゴタゴタを、いつまでも望む親はいませんので「星」になった、父・長嶋茂雄さんは、自らの人生の終止符と同時に、息子と娘の仲が戻るきっかけを望んでいたかもしれませんね。
まとめ
長嶋茂雄さんが亡くなられましたが、その葬儀の「喪主がなぜ一茂じゃないのか」、と話題になっています。
通常、喪主を務めるのは長男の一茂さんですが、今回喪主は次女の三奈さんとなるようで、喪主がなぜ一茂さんじゃないのか、の理由5選を考察です。
•家族間に深い確執があり絶縁状態?
•一茂が父・長嶋茂雄の介護や看病に関わらない?
•一茂の「長嶋」という名前から解放されたい発言への不信感?
•母・亜希子との早すぎるお別れ?
•喪主は故人との関係性が一番深い人?
一茂さんは、関係修復の努力もされたようですが、残念ながら想いは届かなかったようです。
一茂さんは、父親について「父は野球の星から来た特別な存在。僕もいずれ同じ星に帰って、父とまたキャッチボールするのが夢だ」と語っていました。
数十年後、その時は、笑顔でキャッチボールできるといいですね。
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