2025年10月23日に行われるNPBドラフト会議で、上位指名が予想される青山学院大学の中西聖輝(まさき)投手。
「戦国東都」と言われる実力校ぞろいの東都リーグで、3年生の秋、4年生の春と連続して6勝をあげて最優秀投手、ベストナインに選ばれ、青学の5連覇に貢献しました。
182cm・90kgの体格から投げるストレートは最速152km。プロでも即戦力レベルと言われるフォークや制球力、修正能力にも優れた右腕投手です。
春のリーグ戦ではMVPに輝くなど、押しも押されぬ大学球界のエースとしてドラフト1位指名が確実視されています。
この記事では、中西聖輝投手の父親や家族、またトミージョン手術などの情報を詳しくお伝えします。
中西聖輝の父や母・兄弟は?
古代史のロマンあふれる奈良県橿原(かしはら)市出身の中西聖輝投手が話題になっている中で、父や母・兄弟にも注目が集まっています。
【令和7年度秋季リーグ】
— 青山スポーツ 硬式野球担当 (@aosupo_baseball) September 23, 2025
第2節の相手は中央大学です!
開幕戦で完投勝利をあげた #中西聖輝(智辯和歌山)!!今節もエースのピッチングでチームを勝利に導けるのか!?目が離せません👀⚡️
#青学 #agubbc #プレユニ22 pic.twitter.com/Mg60tWys5R
人口約12万人の橿原市は、奈良市に次いで奈良県で2番目に大きな都市。
橿原市在住の中西聖輝投手の父親や母親、ご家族についてお伝えします。
父親は社長?
中西聖輝投手の父親である中西あざみさんは現在47歳。橿原市で株式会社 美匠(びしょう)を経営されている社長さんです。
2003年、墓じまいをサポートする事業を展開する会社を起ち上げ、現在は営業所や施設など複数個所ある資本金3000万円の会社の社長さんです。
父親が会社を起ち上げた年の12月に、息子の中西聖輝投手が誕生しました。
野球経験者である父・あざみさんは、会社経営の傍ら少年野球の指導を行っており、少年野球チーム「KGヒーローズ」の監督として小学生時代の聖輝投手を指導しました。
中西聖輝投手は雑誌の取材で父親について、

父は経営者でお箸の持ち方や返事、食事のマナーや挨拶には厳しかったです。
母親はどんな人?
中西聖輝投手の母親は一般の方のため、情報はかなり限られています。
夫のあざみさんが社長をされていますので、会社を手伝っているか、専業主婦の可能性がありますね。
中西聖輝投手は、雑誌の取材で母親について「母は優しく、お願いしたことは何でもやってくれます」と語っています。
また、今年5月12日、東都大学野球リーグ戦ではスタンドに父親と母親が応援に駆けつけました。
この日先発した中西聖輝投手は「何かいいところを見せたかった」と完投勝利。一日遅れとなる母の日のフレゼントになったそうです。

好きな食べ物は「母親が作るタルタルチキン」。次男坊の聖輝投手は、実家では甘えん坊なのかもしれませんね。
兄弟は?
中西聖輝投手には兄・姉・妹がいる4人兄弟です。
兄の龍一さんは野球経験者で、山梨の日本航空高校から阪神大学野球リーグの大阪産業大学でプレーを続け、大学4年生の秋には三塁手としてベストナインに選ばれました。
兄・龍一さんは、大学時代のメンバーからは「とてもコミュニケーションを取るのが上手い。」といわれ、明るさと士気が上がる行動力でチームを統率する主将だったようです。
中西聖輝投手が現在使用しているグラブは、「兄にオーダーしてもらい、改良を加えた小指2本入りグラブが自分を支える相棒」と表現しており、兄弟の仲の良さが伝わってきますね。
幼少期から父親のあざみさん、兄・龍一さんと聖輝投手で野球をしていたのでしょうね。
姉・妹さんについてはお名前・年齢など一般の方のためプライバシーが守られ確認できませんでした。
中西聖輝の中学は?
中西聖輝投手が通っていた中学は橿原市立光陽中学校です。
しかし、中学校の軟式野球部ではなく、硬式野球の橿原磯城シニアでプレーしており、「ストレートで三振を取れるピッチャー」を目標に掲げていました。
そんな中西聖輝投手の中学1年時初登板では、ストライクが全く入らなかったそうです。失敗と挫折の経験を糧に成長したのでしょうね。
橿原磯城シニアは、中学硬式野球日本一を決める「ジャイアンツカップ」で準優勝。
世界大会にも所属選手を派遣するなど全国レベルの強豪として知られており、現在ジャイアンツで4番を打つ岡本和真選手も在籍していました。
中西聖輝の高校は?
中西聖輝投手が通っていた高校は、あの名門・智辯和歌山高校です。
中学時代に中西聖輝投手自身は「自分をすごい選手とは思っていなかった」そうですが、名将・高嶋仁監督(当時)から誘われ、父のあざみさんにも「行ってこい」と背中を押されて入学したようです。
その時点ではプロになろうとは考えていなかったようですが、入学後に黒川史陽選手(現楽天)、細川凌平選手(現日本ハム)など先輩が野球に取り組む姿勢を目の当たりにして意識が変わったそうです。
3年生夏の甲子園、決勝戦でリリーフ登板した中西聖輝投手がそのまま9回まで投げ切り優勝、エースとして躍動しました。

「聖地で輝いてほしい」という願いをこめて両親がつけた「聖輝」という名前の通り、野球の聖地・甲子園で輝きましたね。
中西聖輝はトミージョン手術を受けた
中西聖輝投手は青山学院大学へ入学の際、トミージョン手術を受けました。
中西聖輝投手は高校3年夏に全国優勝投手となり、もちろんプロ野球のスカウトから注目されましたが、プロ志望届は提出せずに青山学院大学に進学。
しかし、高校時代から右ひじに違和感があり、入学直前に室内練習場のブルペンで投球練習をして、監督が「全く生きたボールがいかなかった」というほど状態は悪かったようです。
そのため、すぐにトミージョン手術を受けました。
術後の経過は順調でしたが、数か月間投球ができない時期があり、その頃は父親からよく電話があり「この時にどんなことに取り組めるかでおまえの人生が変わる」の言葉をかけてくれたそうです。

父親の言葉を胸にリハビリに取り組んで、大学2年春のリーグ戦でのデビューは、本人はもちろんですがご両親も嬉しかったでしょうね。
まとめ
2025年NPBドラフト会議で、上位指名が予想される青山学院大学の中西聖輝投手。
「戦国東都」でリーグ戦MVPに輝くなど、押しも押されぬ大学球界のエースとしてドラフト1位指名が確実視されています。
182cm・90kgの体格から投げるストレートは最速152km。プロでも即戦力レベルと言われるフォークや制球力、修正能力にも優れた右腕投手です。
父に背中を押されて進学した智辯和歌山高校時代は、3年生夏の大会でエースとして全国制覇を達成。
野球をするきっかけを作ってくれた父親は地元で株式会社美匠を経営されている社長さん。
大学入学直前にトミージョン手術を受けた中西聖輝投手は数か月間投球ができない時期があり、父親の「この時にどんなことに取り組めるかでおまえの人生が変わる」の言葉に励まされたようです。
その言葉を胸にリハビリに取り組み、大学球界でも活躍してドラフト1位候補となった中西聖輝投手。
果たして、どの球団が大学球界のエース・中西聖輝投手を指名するのでしょうか。
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