『第107回全国高等学校野球選手権大会』。
132チームが参加した激戦区・福岡県からは、西短(にしたん)の愛称で知られる西日本短大附属高校が2年連続8回目の出場。
大会5日目の8月9日第1試合で青森代表・弘前学院聖愛高校と対戦が決まっています。
北海道日本ハムファイターズ・新庄剛志監督の母校であり、同級生という西村慎太郎監督の経歴などに注目が集まっており、詳しく解説していきます。
•西村慎太郎監督の経歴は?
•西村慎太郎監督の出身は?
•西村慎太郎と同級生の新庄は応援に来る?
西村慎太郎監督の経歴は?
132チーム(134校)が参加の強豪校ひしめく激戦区を勝ち抜いた、西村慎太郎監督の経歴に注目が集まっています。
母校の西日本短大附属高校を率いて、監督として自身5回目の甲子園となる西村慎太郎監督。
西村慎太郎監督の経歴や選手時代の実績などの情報をまとめました。
指導者としての経歴は?
西日本短大附属高校野球部のコーチを経て、2003年に30歳代前半で同校監督に就任してから西村慎太郎さんの監督経歴は始まります。
2003年~2019年 | 西日本短大附属高校野球部を甲子園へ2回導く |
2019年 | 監督退任(福岡大会決勝で敗退後) |
2020年 | 福岡大若葉高校野球部の監督就任(短期間で退職) |
2021年1月 | 西日本短大附属高校野球部監督に復帰 |
2025年 | 2年連続・夏の甲子園出場 |
2度目の監督就任になった2021年の秋、奇しくも同級生の新庄剛志さんが北海道日本ハムファイターズの監督就任が発表となりました。
「BIG BOSS」はプロ野球で、西村さんは高校野球で、それぞれ頂点を目指す戦いが始まりました。

西村監督が、西短の監督に就任した2003年は、かつてのチームメイト・新庄剛志さんがニューヨークでプレーしていましたね。
甲子園出場の経歴は
西村慎太郎監督の甲子園出場の経歴は、就任から16年間で2回、復帰後5年間で3回甲子園へ出場しています。
2004年(夏) | 監督就任翌年に初出場・初戦敗退 |
2010年(夏) | ベスト16進出 |
2021年(夏) | 11年ぶり出場するも初戦敗退 |
2024年(夏) | 9年ぶりベスト16入り |
2025年(春の選抜) | 38年ぶり2回目の選抜出場・ベスト8入り |
2025年(夏) | 2年連続春夏8回目の甲子園出場 |
福岡県は強豪校が多い激戦区ですが、毎年のように安定した結果を残していますね。
西村監督自身の甲子園出場の経歴は?
西村慎太郎監督自身は、選手時代に甲子園に出場した経歴はありません。
1989年、西日本短大附属高校は福岡大会を順調に勝ち上がり、決勝でライバルの強豪・福岡大大濠高校と対戦。
ショートを守る主将・西村慎太郎選手、センターの新庄剛志選手などタレントを擁した西短(にしたん)は優勝候補の一角でした。
この決勝戦で1番・センターの新庄剛志選手は、ホームランなど5打数4安打と大暴れ。
しかし、9番・ショートの西村慎太郎選手は試合の途中で打球が首に当たってしまい、やむなく交代。
救急車で運ばれる事態となり、チームも敗れて甲子園出場の夢はかないませんでした。

この時の甲子園での活躍で、新庄監督は阪神タイガース5位指名でプロ野球の道へ、西村監督は福岡大学へ進学したんですね。
西村慎太郎の出身は?
西村慎太郎監督の出身は、生まれも育ちも福岡という「博多っ子」です。
福岡市立香住丘中学校から西日本短大附属高校に進学しますが、同校は熊本県との県境に近い八女市にあるため、実家を離れて野球部の寮生活を経験しました。
西短卒業後は、地元の福岡大学経済学部に(スポーツ推薦ではなく)一般受験で進学。
卒業時に教員免許は持っておらず、母校・西短の学生寮で寮監のアルバイトをしながら社会科教諭の免許を取得、西短で教師として働きながら、母校野球部の指導者になる夢をかなえたのです。
福岡県出身の西村監督は、福岡市の中学校・地元の高校・地元の大学へ進学。さらに母校の監督として甲子園に出場。福岡を離れて大阪、ニューヨーク、サンフランシスコ、北海道で活躍する新庄剛志監督とは対照的ですね。

「地元愛」が感じられる西村慎太郎監督の人生ですね。女優の田中麗奈さんも、西日本短大附属高校出身です。
西村慎太郎と同級生の新庄は応援に来る?
西村慎太郎監督の同級生でチームメイトだった新庄剛志さんが、甲子園に応援に来るのでは?と話題になっていますが、残念ながら今のところ予定はないようです。
2024年8月17日、西日本短大附属高校と京都国際高校の試合を観戦するため甲子園を訪れた北海道日本ハムファイターズの新庄剛志監督。
たまたま、当日は京セラドームで行われバファローズ戦の前だったため実現しました。
今年は甲子園開催期間中にファイターズは関西圏で試合がないため、甲子園のスタンドに新庄監督が登場する可能性は少ないようです。
西日本短大附属高校時代に、3年間同じ寮で過ごした経歴のあるお二人は今でも大の仲良し。
西短の甲子園出場決定の報に、新庄剛志監督は自身のインスタグラムでとエールを送りました。
「優勝旗を(西短がある)八女に持って帰る事。(西村)慎太郎なら必ずやってくれる!」

夏の甲子園で西短が日本一、NPBでファイターズが日本一になったら、八女茶やフルーツで有名な八女の街は大盛り上がり間違いなしですね!
まとめ
激戦区・福岡県からは、西日本短大附属高校が2年連続8回目の甲子園出場を決め、その指揮をとる西村慎太郎監督の経歴などに注目が集まっています。
福岡出身の西村監督は、地元愛が人一倍強く母校・西日本短大附属高校、福岡大学を卒業。
教員免許を取得して母校の教壇に立ちながら、硬式野球部の指導に携わり、コンスタントに甲子園出場を果たしています。
西村監督の高校時代のチームメイトである北海道日本ハムファイターズの新庄剛志監督は、
2024年夏の甲子園出場の際は甲子園球場に駆けつけてスタンドから観戦しました。
今年の夏、1回戦の弘前学院聖愛戦が行われる8月9日は、福岡ソフトバンクホークスとの首位攻防戦が福岡で行われるため、新庄剛志監督の甲子園観戦予定はありませんが、勝ち続ければ可能性はあるかもしれませんね。
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