日本版ステーブルコインを運用する会社「JPYC」の代表取締役・岡部典孝さん。
ブロックチェーン技術を基盤としたステーブルコインの普及促進を図る同社は、日本で初めてステーブルコインを開発した岡部典孝さんが2019年に創業。
2025年8月、金融庁はJPYCにより発行されている日本円連動型ステーブルコイン「JPYC」の承認に動いている、と報道されました。
現状では法制度上の制約もあり、まだまだ一般的には利用者が多いとは言えない暗号資産ですが、岡部典孝さんはどんなヴィジョンで「JPYC」を運営していこうと考えているのでしょうか。
岡部典孝さんの経歴など詳しく解説していきます。
•岡部典孝の経歴や年齢は?
•岡部典孝は一橋大学在学中に起業?
•岡部典孝はステーブルコインを開発!
岡部典孝の経歴や年齢は?
ステーブルコインを開発した、実業家・岡部典孝さんの経歴や年齢が注目されています。
岡部典孝さんは、福岡県出身の連続企業家であり、日本におけるブロックチェーンや仮想通貨業界をリードする実業家。
改革的な事業を通じて、技術・ファイナンス・イノベーション法務が交差する分野に積極的に挑戦し続ける、岡部典孝さんの経歴などをご紹介していきます。
経歴は?
岡部典孝さんの経歴です。
1997年? | 一橋大学経済学部に進学 |
2001年1月 | 有限会社リアルアンリアルを起業 |
2001年3月 | 一橋大学経済学部 中退 |
2002年 | 株式会社化して代表取締役社長に就任 |
2017年2月 | リアルワールドゲームス株式会社 取締役 |
2019年11月 | 日本暗号資産市場株式会社代表取締役(現在) |
2020年11月 | JPYC株式会社に社名変更 |
2020年2月 | 一般社団法人ブロックチェーン推進協会NFT・ゲーム部会長 |
2021年4月 | 情報経営イノベーション専門職大学客員教授 |
2021年8月 | 一般社団法人ブロックチェーン推進協会理事 |
2023年7月 | BCCC「ブロックチェーン普及推進部会」部会長 |
会社の運営に携わりながら、WEB開発、ポイントサイト、ゲーム開発などの新規事業を経歴し、2019年には仮想通貨「アルクコイン」を設計・発行して流通。
15年以上のCTO経験と、CFOとして9億円以上の資金調達の経歴がある岡部典孝さん。
ひと昔前の経歴とは異なり、一部上場の大手企業に属したことがない点に注目したいですね。
年齢は?
岡部典孝さんは、1978年(昭和53年)8月4日生まれの47歳のようです(2025年8月現在)。
43歳になりました!
— 岡部典孝 JPYC代表取締役 (@noritaka_okabe) August 3, 2021
お誕生日プレゼントの代わりに、
ご自身の為に
・JPYCの流動性供給
・DevでJPYCにステーキング
・KashiでJPYC貸し借り
・VプリカギフトPayPay登録
などして頂けると嬉しいです!
JPYCを引き続きよろしくお願いします!
多くの「お誕生日おめでとうございます!」のコメントがよせられています。
岡部典孝さんが生まれた1978年は、「就職氷河期世代(1971年~1982年生まれ)」あるいは「ポスト団塊ジュニア」と呼ばれる世代。
バブル崩壊後の不況期と重なり、多くの人が正規雇用に就くのが難しい状況の時代だったようです。
ジャイアンツの阿部慎之助監督やレスリングの濱口京子さん、芸能界では麻生久美子さんや小泉孝太郎さんと同世代ですね。
岡部典孝は一橋大学在学中に起業?
岡部典孝さんは一橋大学在学中の2001年1月に、有限会社リアルアンリアルを起業しています。
そしてその2か月後の、2001年3月に一橋大学経済学部を中退されています。
1978年生まれの岡部典孝さんが、現役合格したとすると2001年3月は大学4年生の卒業間近。
卒業を目前に控えての中退となると、かなりの決断が必要だったと思われます。
大学の中退理由を「事業に専念するため」と答えた以外の記事を見つけることができませんでした。
有限会社リアルアンリアルでは、『現実世界を舞台に、位置情報などを活用したゲームの開発と提供』の会社で、岡部典孝さんは翌2002年に株式会社化にして代表取締役社長に就任しました。

「一橋大学中退」を聞いた時のご両親はきっと驚かれたとおもいますが、強い決心の典孝さんを応援されたことでしょう。
岡部典孝はステーブルコインを開発!
岡部典孝さんは、日本で初めて日本円と連動するステーブルコインを開発しました。
一橋大学在学中の2000年にデジタル通貨であるステーブルコインを設計して発行、流通させました。
ステーブルコイン(Stable Coin)とは、ステーブル(stable=安定した)という名が示すように、普段日常生活で利用している通貨と同じような感覚で利用できる暗号通貨です。
岡部典孝さんが開発したステーブルコイン「JPYC」は、1JPYC=1円で設計され、銀行預金や日本国債といった安全性の高い資産が価値の裏付けとなります。
2025年8月、金融庁はJPYCにより発行されている日本円連動型ステーブルコイン「JPYC」の承認に動いている、と報道され、開発者の岡部典孝さんは

国内でステーブルコインが浸透すれば、日本国債への安定的な新規需要が生まれる
とコメントしています。
まとめ
日本で初めてステーブルコインを開発した岡部典孝さんが注目をあびています。
一橋大学在学中に、有限会社リアルアンリアルを起業しその2か月後に大学中退、という異色の経歴の持ち主。
会社の運営の他にWEB開発、ポイントサイト、ゲーム開発などを手掛け、2019年には仮想通貨「アルクコイン」を設計・発行して流通。
岡部典孝さんは、15年以上のCTO経験と、CFOとして9億円以上の資金調達の経歴があります。
現在、青ヶ島に在住している岡部典孝さんは、現地の漁業関係者と協力して新たな事業に取り組んでいるようです。
一般的な尺度では計ることができない、良い意味で「いまどき」な岡部典孝さんのワーク&ライフスタイル。
まだ50歳前と経営者としては若く、今後のビジネス展開から目が離せそうにありません。
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