四日市くすの木パーキングが水没!超高級車も被害?補償どうなる?

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9月12日、観測史上最大の1時間に123.5ミリという記録的な豪雨があったため、三重県四日市市にある地下駐車場・楠(くすのき)パーキングが水没するという事態が発生しました。

翌日より行われた駐車場の排水作業は16日におおむね終了し、人的被害は確認されていないと発表。

しかし超高級車を含む274台の車が被害にあった今回の「地下駐車場水没」は、事前に防げなかったのでしょうか。

「四日市楠パーキング水没」について、対応や補償などについても詳しく解説していきます。

この記事でわかること

•四日市の地下駐車場「楠パーキング」が水没!
•四日市の「楠パーキング」が水没で超高級車も被害?
•四日市の「楠パーキング」が水没したら補償はどうなる?
•四日市市の豪雨により修理依頼相次ぐ!

四日市の地下駐車場「楠パーキング」が水没!

「楠パーキング」は、第三セクターの会社が運営している地下駐車場

今回の豪雨によって、天井までの高さが3m50㎝ある地下2階部分が、完全に水没。

地下1階部分も最も深い所で1m20㎝まで水位があったといいます。

13日から、ポンプ車などを使って排水作業を国土交通省が進め、16日に排水作業がほぼ完了。

しかし地下1階に160台、地下2階に114台、合計274台の車が浸水被害を受けたといいます。

地下駐車場「楠パーキング」の止水版は?当時の対応は?

四日市市の地下駐車場水没という、過去に例を見ない被害が起きた「楠パーキング」の当時の対応はどうだったのでしょうか。

駐車場は24時間営業、夜8時以降は、地下1階事務所に2人のスタッフが常駐。

12日午後10時半頃:「水が駐車場に流れ込み、土のうを積んでいる」と運営会社・中森美治部長にスタッフが連絡。

12日午後11時頃?:中森部長が来た頃にはすでに、地下1階の水位が足のくるぶしの高さに。

12日午後11時半頃:地下1階の水位が腰の高さになったため避難。

通常「楠パーキング」の豪雨時の対応は?

「楠パーキング」には、利用者の出入口が7か所、車の出入口が3か所ある。

大雨の際は、利用者出入口近くの倉庫から止水版を出して設置

車の出入口には、ボタン操作で防潮板を設定

しかし今回は、雨の量が多くいずれも間に合わなかったといいます。

地下駐車場「楠パーキング」の運営会社は?

地下駐車場「楠パーキング」の運営会社は、「ディア四日市」です

平成5年3月1日、資本金1億円で設立、代表取締役社長に 鈴木主計さん。

四日市市にある地下駐車場「楠パーキング」は、近鉄四日市駅より約0.5キロ・徒歩約8分の場所にある駐車場です。

中心市街地の活性化と、中央通りの地下空間を活用した公共性の高い駐車場を目指し、第三セクター形式を取り、官民一体となってつくられた駐車場のようです。

駐車料金は、全日定期駐車券(1ヶ月)24000円、平日定期駐車券(1ヶ月)17000円ですが、一日だけでも上限1700円で利用することができます。

〒510-0067三重県四日市市浜田町5

四日市の楠パーキングが水没で超高級車も被害?

今回水没した、四日市の楠パーキングには、周辺のビジネスパーソンや富裕層も利用しているといわれ、超高級車といわれる車も水没被害にあっているようです。

X(旧Twitter)を見るとポルシェ、フェラーリ、マイバッハ、ジャガー、マセラティ、レクサス、、、、などの高級車の名前が並んでいます。

一台数百万~数千万円する、超高級車ばかりですよね。。。

「楠パーキング」への問い合わせや抗議!

「楠パーキング」には連日、利用者などから多くの抗議や問い合わせがあるようです

✔いつになったら車を出せれるのか

✔補償はどうなるのか

✔倒産して罪を償え

現時点では、まだ何も決まっていないようですが、ネット上では「楠パーキング被害の会が立ち上がるのではないか?」ともいわれています。

四日市の楠パーキングが水没したら補償はどうなる?

四日市の楠パーキングが水没したことによる車の補償についてSNSでは、「駐車場に止めていた車が水没した場合、誰が弁償するのか」と、話題になっています。

✔自動車所有者の自己負担になるのか?

✔駐車場管理者の責任になるのか?

✔天災と認められた場合は?

地下駐車場の賃貸借契約では、自然災害など不可抗力による損害について、賃貸人は賠償責任を負わないと定められていることが多いです。

止水板の設置などで容易に浸水が防げたと考えられる場合には、不可抗力とは認められず、賃貸人に賠償責任が生じることもあります。引用元:Yahoo!ニュース

これから、いろいろと検証されていくと思いますが、今後「想定外」の場面も「想定」していく必要があるのでしょうか。

保険で補償は受けられる?

一番注目される、豪雨によって車が水没した場合、保険で補償は受けられるのでしょうか

自動車保険には、「自賠責保険」「任意保険」があります。

「自賠責保険」:水没による損害保険は「補償の対象外」

「任意保険」:「対人賠償保険」
        「車両保険」→契約時の保険金額範囲内で補償

「自賠責保険」だけの加入だと、今回のような”水没”は補償対象外になってしまうようです。

車両保険の加入率は約47%といわれていますので、補償対象外の方が多く発生してしまう可能性も。

四日市市の豪雨により修理依頼相次ぐ!

今回の豪雨によって、四日市市内の自動車整備工場には、車の修理依頼が相次いでいるといいます。

JAF三重支部の発表によりますと、15日までの出動依頼が362件。

大雨の翌日から、市内の自動車整備工場には修理の見積もり依頼が多く寄せられているといいます。

そして今回の「楠パーキング」で水没した車の修理等の依頼も増加するとおもわれます。

しかし、修理を請け負う人手が足りていない、という事情もあるようで、現時点でも断らずを得ない状況といいます。

周辺のレンタカー業者には、「長期レンタル希望」の問い合わせが殺到。

まとめ

9月12日、観測史上最大の1時間に123.5ミリという記録的な豪雨があったため、三重県四日市市。

その市内中心部・近鉄四日市駅近くの地下駐車場・くすの木(楠)パーキングが水没するという事態が発生しました。

地下1階・地下2階の合わせて274台の車が浸水被害を受けたといい、中にはフェラーリやジャガーなど超高級車も含まれているようです。

「駐車場に止めていた車が水没した場合、誰が弁償するのか」とSNSでも話題になっており、今後の検証が注目されるようです。

今回のような水没は「自賠責保険」では補償対象外になり、補償対象となる「車両保険」の加入率は約47%といいます。

今回のことをきっかけに、ご自身の「車の保険」を見直してはいかがでしょうか。

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