2025年8月5日から阪神甲子園球場で行われている『第107回全国高等学校野球選手権大会』。
8月9日の1回戦で弘前学院聖愛高校に4対3で勝利した、福岡県代表の西日本短大付属高校の4番打者・佐藤仁(さとう・じん)選手や、その父の意外すぎるプロフィールが話題となっています。
長距離打者としても注目される佐藤仁選手や父に関してのエピソードを詳しくご紹介します。
•佐藤仁(西短)の父は作曲家?
•佐藤仁はドラフト注目!
•佐藤仁の登場曲はドボルザーク!
佐藤仁(西短)の父は作曲家?
西日本短大付属高校の4番打者・佐藤仁選手の父は、プロの作曲家・佐藤五魚(ごう)さんです。
1992年夏の甲子園で全国優勝経験があり、33年ぶりの日本一をねらう西日本短大付属高校。
北海道日本ハムファイターズの新庄剛志監督や女優の田中麗奈さんの出身校としても有名です。
そんな先輩たちにも負けない個性派の選手が、硬式野球部の4番打者・佐藤仁選手。プロの作曲家である父親との関係について解説していきます。
妥協しないプロフェッショナルな父の教え!
佐藤仁選手は、妥協しないプロフェッショナルな父の教えを守っている、といわれています。
佐藤仁選手の父・五魚さんは、あのゴスペラーズのツアーでキーボードを担当したこともあるプロの作曲家。
武蔵野音大の音楽学部演奏学科で学び、在学中からCM音楽で収入を得ていたようです。
「Apple Mac」「日本マクドナルド」「日立製作所」「東急不動産」「三井住友銀行」など数多くのCM音楽を手がけ、キーボード奏者としてゴスペラーズにツアーに5年間参加。
お父さんの妥協しないプロフェッショナルな姿勢を尊敬している、という佐藤仁選手。
「丁寧に冒険しろ」という父・五魚さんの言葉を胸に、息子の仁君は甲子園で頂点を目指します。
父の影響で趣味はピアノ!
181cm・95kgという立派な体格の佐藤仁選手ですが、お父さんの影響で趣味は何と「ピアノ」。
3歳から11歳まで、ピアノを習っていたといい、試合前のルーティンが「クラシック音楽を聴いてリラックス」という佐藤仁選手。
寮にキーボードを持ち込んで、プロのキーボード奏者である父・五魚さんのように(?)ときどき息抜きで部屋でジャズやポップスを弾いているとか……。
父親の仕事である「音楽」。そのDNAはしっかりと佐藤仁選手に受け継がれているようですね。

春センバツの選手アンケートでは趣味「食べること」、好きな食べもの「母の手料理」となっていますが……(苦手な食べものは春菊だそうです)。
佐藤仁はドラフト注目!
西日本短大付属高校の4番・佐藤仁選手は、NPB注目のドラフト候補として名前があがっています。
同校OBのファイターズ・新庄剛志監督が驚いたというスイングスピードを誇る佐藤仁選手。
守備と走塁に特筆すべき点はありませんが、豪快なスイングから放たれる打球の美しい放物線が魅力。
一部ではおかわり君・中村剛也選手の再来と言われており、「和製大砲の卵」として指名の可能性はあるかもしれません。

佐藤仁選手がもしファイターズに指名されて入団したら……わくわくしますね!
西日本短大付属高校からプロ野球選手になった人は?
西日本短大付属高校からプロ野球選手になった人、10名ご紹介します。
池田公成:西鉄ライオンズ・ドラフト外 | 青柳進:ロッテ・ドラフト3位 |
後藤将和:ダイエー・ドラフト外 | 石貫宏臣:広島・ドラフト2位 |
柴原浩:ロッテ・ドラフト外 | 小島大作:ロッテ・ドラフト5位 |
財前貴男:巨人・育成5位 | 小野郁:楽天・ドラフト4位 |
中村宜聖:ソフトバンク・育成4位 | 新庄剛志:阪神・ドラフト5位 |

西短の卒業生で最も有名で実績を残したのは、やはり新庄剛志さんですね。
佐藤仁の登場曲はドボルザーク!
佐藤仁選手の出席での登場曲は、意外性のあるドボルザークの交響曲第9番『新世界より』。
2025年春のセンバツ、さらにこの夏も、甲子園で打席に登場すると応援団が奏でます。
荘厳かつ壮大なあのメロディーが流れると、甲子園がいつもと違う雰囲気につつまれますね。
甲子園の登場曲で過去に「ドボルザーク」はもちろん、クラシックを使った選手はあまりいないのではないでしょうか。

佐藤仁選手は父・五魚さんの影響で「ドボルザーク」の曲に思い出があるのかもしれませんね。
佐藤仁は甲子園でホームラン!
佐藤仁選手は、2025年の春センバツ2回戦の山梨学院高校戦で見事にホームランを打ちました。
春のセンバツでもドボルザークの『新世界より』の重厚なメロディーとともに打席に入った佐藤仁選手は、1回戦の大垣日大高校戦で二塁打と三塁打。さらに続く2回戦でホームラン。
実は、高校通算本塁打は9本なのですが、ツボにはまった時の飛距離はまさに衝撃!
この夏の1回戦、弘前学院聖愛高校ではシングルヒット1本。
新庄監督が魅力だというスイングスピードで、夏の甲子園でもホームランが期待されますね。
まとめ
西日本短大付属高校の4番打者・佐藤仁選手や、父の意外すぎるプロフィールが話題となっています。
佐藤仁選手の父・五魚(ごう)さんはプロの作曲家でその影響を受けて趣味は「ピアノ」とのこと。
寮の部屋でもジャズやポップスを弾いているいい、登場曲は「ドボルザーク」。
その一方で、同校OBのファイターズ・新庄監督がスイングスピードに驚いたという佐藤仁選手はドラフト候補。
甲子園の大舞台で「ドボルザーク」の曲とホームランの共演を何度も見たいですね。
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