旭川市立大学がやばい理由3選!公立化になったのはなぜ?出身高校も

大学・高校

北海道旭川市の旭川市立大学は、2023年に私立大学から公立大学に移行した大学です。

母体は、1968年に設置された私立の北日本学院大学で、その後1970年に旭川大学と校名が変更。

全国的に知名度が高いわけではありませんが、多くの卒業生を地域社会に送り出してきました。

公立化されたことにより、北海道第2の都市・旭川にある大学として、「北海道で学生生活をおくりたい」と希望する高校生から注目が高まっているようです。

しかしネット上では「旭川市立大学 やばい」のコメントが散見されるなど受験生やその親御さんは気になっているのではないでしょうか。

この記事でわかること

•旭川市立大学がやばい理由3選!
•旭川大学が公立化はなぜ?理由2選!
•旭川市立大学の学生の出身校は?

旭川市立大学がやばい理由3選!

旭川市立大学として公立大学に移行すると、ネット上には「旭川市立大学 やばい」が散見されるようになりました。

旭川市立大学は2023年4月4日に開学式が行われ、経済学部と保健福祉学部で構成される小規模の公立大学で、短期大学部には食物栄養学科と幼児教育学科が設置されています。

地域に開かれた大学として、今後の展開に期待が高まりますが、ネット上では「旭川市立大学 やばい」との書き込みも見られるようです。

「旭川市立大学 やばい」を3つ考察します。

理由①偏差値はFラン?

やばいと言われる理由1つめは、「偏差値はFラン?」なのかについて旭川市立大学は現在Fランク大学ではありません。

旭川市立大学の前身である私立の旭川大学は、地元旭川を中心に人材を輩出してきましたが、入学難易度は低く、偏差値としては当時「Fラン大学」でした。

在籍する学生の学業に対する意欲は一般的に高いとは言えず、所在地が旭川の永山エリアであることから、地元では「永山レジャーランド」と呼ばれることも……。

しかし、2023年に公立大学に移行となったことにより、現在の偏差値は46~57と入学難易度は一気に上昇し、旭大(きょくだい)時代から大きく上がりました。

私立大学時と比較すると入試状況は一変し、地元はもとより全国各地から受験生が集まり、2024年は4.4倍、2025年は5.8倍となっています。

理由②就職先が不安?

やばいと言われる理由2つめは、「就職先が不安」という声があるようですが、多岐にわたる企業への就職が可能だと思われます

大手の有名企業への就職、という観点では確かに不安と言えるかもしれませんが、地元にはこれまで多くの先輩方が築いてきた「旭大人脈」があります。

旭川市においては、金融業、卸売業、医療、公務員と多方面の企業に就職できるでしょう。

現在までの卒業生就職先データは、私立大学時代のもので、公立となった「旭川市立大学」としての就職先データは2027年3月の卒業生からになります。

参考として、経済学部のデータです。引用元:旭川市立大学2025年度就職先

今回の公立化に伴い、卒業生の就職先に変化が見られることは確実で、2023年に入学した「旭川市立大学1期生」がどのような進路を選択するのか、注目が集まるところです。

理由③ キャンパスが狭くておしゃれじゃない?

やばいと言われる理由3つめは、旭川市立大学のキャンパスが狭くておしゃれじゃない、と言われていることです。

•屋外の休憩スペースが狭くて、ロケーションが良くない
•保健福祉学部棟は新しいけれど手狭
•食堂や図書館など共用施設が狭くておしゃれじゃない
•車で通学したいが駐車場が足りない

もともと小規模な旭川大学時代の校舎をそのまま使用しているため、いわゆる開放的でおしゃれなキャンパスをイメージして訪れると「やばい」と、かなりのがっかり感は否定できないかもしれません。

旭川市立大学のキャンパスは、市街中心部からクルマで30分程の永山にあり、一般住宅が多く飲食店やプレイスポットが少ないエリア。

ロケーションとしては、18歳~22歳前後の若者たちにとって魅力的とは言えないかもしれません。

旭川大学が公立化はなぜ?理由2選!

旭川大学が公立化になったのには、大きく2つの理由があります

もともと大学が少ない地方都市の旭川にとって、大学の消滅は大きな損失になると判断されました。

北海道第2の都市と称されることもある旭川ですが、人口が190万人を超えてなお増加傾向にある札幌とは比較にならず、人口は年々減り続けて2025年現在で32万人強。

さらに、65歳以上が3分の1を占める超高齢化都市でもあり、かなり「やばい」状況。

旭川大学がなぜ公立化になったのか、2つの理由を考察します。

理由①若者世代の流出抑制

なぜ公立化になったのか?理由1つめのは、若者世代の流出抑制です。

前述の通り、旭川市は人口が減り続け、さらに超高齢化都市で若者の流出に危機感をもっていました。

旭川大学が公立化になる前の旭川の大学状況は

国立:旭川医科大学旭川枠=正式名称は「地域枠」を設け人材確保
私立:旭川大学定員割れが続く
私立:東海大学旭川キャンパス2014年閉校

旭川大学の公立化は、大学の存続だけではなく、地元高校生の流出を防ぎ、さらに全国から若者を呼び入れるために、なくてなならない決断だったようです。

理由②地域社会への貢献

なぜ公立化になったのか?理由2つめのは、地域社会への貢献です。

地方大学の存続は、地域社会の持続的な発展のためには、なくてはならない条件でした。

旭川大学が公立化になることによって、相乗効果で地域社会へ貢献できるようになりました。

•行政の支援が受けやすくなり、教育発展につながる活動に期待ができ、地域社会が活性化。
•授業料が下がり、家庭の経済的負担が軽減。経済的理由で大学進学を断念するケースが減少。
•地域に根差した教育を通して、地域社会に貢献できる人材を育成。

2026年に開設となる「地域創造学部」は現在建設中の新校舎でスタートする予定となっており、入学する「地域創造学部」1期生に期待が集まりそうですね。

旭川市立大学の学生の出身校は?

旭川市立大学に現在在籍している学生の出身高校は、北海道内約90%、道外約10%です。

「旭大時代」は、ほとんどが旭川市内もしくは北海道内の高校生でしたが、公立化によって道外から進学する高校生も徐々に増えており、学部によって違いはありますが、約10%の生徒が道外生です。

例えば、2024年度の入学者

盛岡中央高校、沼田高校(群馬)、作新学院高校(栃木)、千葉南高校、足立学園(東京)、帝京第三高校(山梨)、京都橘高校、洛北高校(京都)、広島工業大学高校など

さらに、もう一つ大きな変化としては、旭川市内をはじめ、北海道内の高校から進学する場合でも、各地域で進学校・中堅校と呼ばれる高校からの入学者が増加したことがあげられます。

まとめ

旭川市立大学は、2023年に私立大学から公立大学に移行した大学ですが、ネット上では「旭川市立大学 やばい」のコメントが散見されています。

Fラン?就職先は大丈夫?と心配の声もあるようですが、私立から公立大学になり、入試難易度が上昇したり、学生の質向上など、大学としての変革、進化を感じさせる結果がはっきりと表れています。

さらに、「デザイン都市」を掲げる旭川市の意向をふまえ、2026年(令和8年)には「地域創造学部(仮称)」が設置される予定となっています。

偏差値が上がり、道外からの学生が増加。就職先の拡大も期待される旭川市立大学。

地域で愛される大学としての存在感はもちろん、全国に通用する公立大学としての将来に、大いに期待が高まっているところです。

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