10月13日に行われる『出雲駅伝』を皮切りに、11月の『全日本大学駅伝』、そしてお正月の国民的行事でもある『箱根駅伝』といよいよ胸躍る通称”大学三大駅伝”のシーズンが近づいてきました。
“大学三大駅伝”をすべて制覇した2010年(平成23年)以来、優勝から遠ざかっている早稲田大学。
久しぶりに頂点を目指す早稲田大学の駅伝メンバーの中で、最も注目を集めているのが3年生のメガネのイケメンで「山の名探偵」と呼ばれている工藤慎作選手。
サングラス姿で走るランナーはいますが、なぜ工藤慎作選手はメガネなのでしょうか。
この記事では、早稲田大学・工藤慎作選手に関する情報を詳しくお伝えします!
工藤慎作はメガネのイケメン!
早稲田大学の工藤慎作選手は駅伝ランナーとしては珍しいメガネ姿でイケメンと話題になっています。
工藤慎作選手が一躍「全国区」となったのは2024年の箱根駅伝。1年生で山登りの5区を任され、区間6位と予想を超える走りを見せてチームの順位を6位から5位に上げました。
さらに、その好走以上に視聴者にインパクトを与えたのは大学駅伝ではなかなか見られないメガネ姿。
当日は雨が降り、時折レンズが曇ったこともあり、テレビ中継に映る「メガネの駅伝ランナー」は大きな印象を残しました。
当時はまだ初々しいイメージで、お正月にのんびり箱根駅伝を観ていた女子の間では、「あれ、このメガネの選手、意外とイケメンじゃない?」という声が上がって話題になったようです。
この山の名探偵めちゃくちゃイケメン https://t.co/VfZPOdfxrS
— い (@scienceiselegan) January 2, 2025
メガネ使用の理由は?
工藤慎作選手がメガネを使用する理由は、視力が0.05以下と非常に悪いことと、コンタクトレンズの使用を断念したことです。
工藤慎作選手の視力は0.05以下で、裸眼だとほとんど識別できないほど視力が悪く、常にメガネを使用しているといいます。
度入りのサングラスやコンタクトレンズも試してみたそうですが、駅伝ではブレーキとなったり、不調があったため、陸上競技生活が終わるまではメガネを使用と決めているようです。
2025年の箱根駅伝で雨の中を走ったことについて「あのときは前が見えていたのですか?」の質問に、

白線さえ見えていれば、何とかなるんで(笑)。転びさえしなければ大丈夫です。
と知的で爽やかな笑顔で答えていました。
工藤慎作はなぜ山の名探偵?
工藤慎作選手は、早稲田入学後すぐにあの”高校生探偵”を連想される名前から「山の名探偵」とチーム内で言われており、名付け親は、早稲田大学・競走部の花田勝彦監督だそうです。
早稲田大学が苦手としていた箱根駅伝の5区=山登りをを見事な走りで解決したことから監督が命名。
10月の出雲駅伝と11月の全日本では「山」を走らなかったので一時「早稲田の名探偵」で落ち着いていたところ、箱根駅伝の山登りで一気に「山の名探偵」が広まったようです。
工藤慎作選手が「山の名探偵」として注目されたもう一つ大きな要因は、『名探偵コナン』の高校生探偵・工藤慎一に名前が似ていることに加えて、メガネ姿がまるでコナン君……。
箱根駅伝とコナン君は同じ日本テレビの放送ということもあり(?)、実況アナウンサーが何度も「山の名探偵」というフレーズを日本全国のお茶の間に届けました。
早稲田の山登りはあのメガネ君、しかも工藤慎…という連想で「山の名探偵」は定着しました。
【箱根駅伝】「山の名探偵」早大・工藤慎作が迷宮なしの激走、名探偵コナンのポーズでゴールテープ切るhttps://t.co/uboyTZMIc1
— ライブドアニュース (@livedoornews) January 2, 2025
6位でタスキを受けると、力強い走りで3人を抜いて3位に浮上。2年連続の快走を見せた工藤は、ゴールの瞬間には「真実はいつも一つ」のポーズでゴールテープを切った。 pic.twitter.com/O0L2oUKHZ9
工藤慎作の高校駅伝の成績は?
工藤慎作選手の八千代松陰高校時代の陸上選手としての成績は、「高校長距離界のエース」という扱いではなかったようですが、中心選手として活躍していたのは間違いありません。
八千代松陰高校では特進コースで文武両道を実現しながら、全国高校駅伝に1年目から3年連続で出走。
インターハイ5000mでは決勝進出、全国高校駅伝で区間5位、都道府県駅伝で千葉県代表として区間4位などの成績を残しました。
高校生ランナーとして立派な成績をおさめ、競技力の向上と競技環境の魅力を感じ早稲田大学へ進学。
「球技が全くダメだったので、それに比べたら走る方がマシだったと思います」と、中学校で陸上部に入り、長距離を始めたとか。

八千代松陰高校・特進コースの偏差値は68。
全国高校駅伝に3年連続で出走はまさしく文武両道!ですね。
工藤慎作は2028年五輪を目指す?
工藤慎作選手は、何と2028年開催のロサンゼルスオリンピックを目指しているといいます。
工藤慎作選手は大学1年生の箱根で華々しくデビューを飾り、2年生の箱根でも再び5区の山登りを任されて区間賞に迫る2位となり、「山の名探偵」の本領を発揮しました。
さらに、箱根駅伝のすぐ後の2月『日本学生ハーフマラソン選手権』で優勝7月ドイツで行われた『FISUワールドユニバーシティゲームズ』の男子ハーフマラソンで金メダルに輝くなど、その才能が開花。
8月にはフランスで高地トレーニングを行い、東京、パリとオリンピック2大会連続でメダルを獲得した選手と一緒に練習し、「目標を間近で確認できたというのが、一番大きかった」と語っています。
「山の名探偵」から「LAの名探偵」へ――進化を続ける早稲田大学・工藤慎作選手の出雲駅伝、全日本大学駅伝、そして箱根駅伝の走りに注目です!
まとめ
早稲田大学の駅伝メンバーの中に、3年生のメガネのイケメン「山の名探偵」と呼ばれている工藤慎作選手が話題になっています。
工藤慎作選手は千葉県出身、2004年11月10日生まれの20歳。
早稲田大学が苦手としていた山登りをを見事な走りで解決したことから「山の名探偵」と監督が命名。
また、あの『名探偵コナン』の高校生探偵・工藤慎一に名前が似ていることとメガネ姿から、まるでコナン君と呼ばれ、「山の名探偵」はすっかり定着。
八千代松陰高校・特進コースへ進学、高校時代は文武両道な中心選手として活躍していたようです。
出雲駅伝では、4年生の山口智規選手とともに、ダブルエースとして挑みます。
工藤慎作選手は、2028年開催のロサンゼルスオリンピックを目指しているといいますので「山の名探偵」から「LAの名探偵」へ――これからの進化が楽しみですね。
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