聖隷クリストファー高校野球部なぜ強い?監督の指導と経歴がすごい!

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2025年8月5日から甲子園球場で開催される『第107回全国高等学校野球選手権大会』。

107チームが参加して熱戦が繰り広げられた静岡県からは、聖隷クリストファー高校が初の甲子園出場を果たし、「なぜ強いのか?」と話題になっています。

突出した選手が揃っているわけではない聖隷クリストファー高校野球部の強さの秘密が気になります。

この記事でわかること

•聖隷クリストファー高校野球部なぜ強い?
•聖隷クリストファー高校野球部監督の経歴と指導がスゴい!
•なぜセンバツ選考に漏れた?3年越しの悲願達成!

聖隷クリストファー高校野球部なぜ強い?3つの理由!

甲子園の常連校である強豪・静岡高校を3対1で破り甲子園初出場を決めた聖隷クリストファー高校野球部が「なぜ強いのか」と話題になっています。

創部41年目で悲願の甲子園行きを決めた聖隷クリストファー高校野球部がなぜ強いのかを3つ考察!

•エース左腕・高部陸は前田悠伍の再来
•選球眼に優れコンパクトで鋭い打撃
•中学硬式野球で活躍したメンバー集結

理由①エース左腕・高部陸は前田悠伍の再来?

なぜ強いのか1つめは、エース左腕・高部陸投手が福岡ソフトバンクホークス・前田悠伍投手の再来といわれる安定感です。

高部陸投手は174㎝・68㎏とそれほど大柄ではありませんが、どんな試合も安定したパフォーマンスを披露する、奪三振能力が高い本格派サウスポー。

ややインステップするフォームから、最速147㎞のストレート、130㎞台のカットボールをコントロールよく投げ込んでいます。

NPBのスカウトから「福岡ソフトバンクホークスの前田悠伍のようだ」という高評価もあります。

前田悠伍投手は、大阪桐蔭高校時代に世代屈指のサウスポーといわれた逸材。

その逸材・前田悠伍投手と比較されるほどの存在になっているようです。

理由②選球眼に優れコンパクトで鋭い打撃

なぜ強いのか2つめは、全ての選手が選球眼に優れコンパクトなスイングで鋭い打撃を飛ばすことです。

打撃陣は、4番・渡部哉人選手、5番・谷口理一選手と続く中軸には長打力があるものの、打線全体として爆発的な破壊力があるわけではありません。

しかし、すべての選手が選球眼に優れボール球に手を出さないことが特徴で、1番から9番までコンパクトなスイングで鋭い打球を飛ばしています。

2024年の夏は静岡県大会決勝で敗退して惜しくも甲子園を逃しており、その悔しさをバネに1年間バットを振り込んだ成果があらわれたようです。

どこからでもチャンスメイクが出来る切れ目のない打線は、きっと甲子園でも力を発揮することでしょう。

理由③中学硬式野球で活躍したメンバー集結

なぜ強いのか3つめは、レギュラーが中学硬式野球で活躍したメンバーが集結していることです。

2025年聖隷クリストファー高校野球部のレギュラーメンバーは、中学時代に東海・関東エリアを中心とする硬式野球チームに所属していたメンバーがズラリ。

(投)高橋 陸武蔵嵐山ボーイズ
(捕)武智遥士愛知港ボーイズ
(一)谷口理一豊川中央ボーイズ
(二)上村聡太東成リトルシニア
(三)峯田琉生鯖江ボーイズ
(游)小林桜大横浜泉中央ボーイズ
(左)江成大和相模ボーイズ
(中)渡部哉斗大東啜ボーイズ
(右)長谷川達也綾瀬ボーイズ

中学時代から硬式野球で活躍していた有望選手が集まっているようです。

聖隷クリストファー高校野球部監督の経歴と指導がスゴい!

聖隷クリストファー高校野球部を率いる68歳の上村敏正監督の指導と経歴がスゴい、といわれているようです。

上村敏正監督は高校野球の指導歴30年以上を誇る大ベテラン。

その輝かしい経歴と個性的な指導をご紹介いたします。

上村敏正監督の経歴は?

上村敏正監督は、甲子園出場経験があり、名門・早稲田大学出身です。

高校時代浜松商業高校3年夏、甲子園出場
大学早稲田大学教育学部へ進学
早稲田大学準硬式野球部でプレー

卒業後は

1999年から浜松商業甲子園に6度出場
2009年掛川西高校春のセンバツ出場
2025年聖隷クリストファー高校夏の甲子園初出場

同じ県で3つの高校を率いての甲子園へ出場は大変珍しい記録となります。

3元号(昭和・平成・令和)と甲子園に監督として出場することになるんですね。

上村敏正監督の指導は?

上村敏正監督が指導で大切にしているのは、「発する言葉」と「頭とハートを使う野球」です。

3つのNGフレーズ

「三振するな」「四球だすな」「エラーするな」

上村監督はこれらの言葉が選手のパフォーマンスを落としている、と語っています。

頭とハートを使う野球

自ら行動を起こす「頭とハートを使う野球」の実践と質を高める。

この「頭とハートを使う野球」はしっかり選手たちに理解されており、試合前の「シートノック」を見れば、理解の浸透度が伝わってきます。

上村敏正監督は守備に力をいれていおり、「基礎ノック」を繰り返し堅い守りのチームを作り上げました。

お孫さんのような年齢の選手にかける「言葉」を大切にして、この夏ようやく掴んだ甲子園出場なんですね。

なぜセンバツ選考に漏れた?3年越しの悲願達成!

実は、聖隷クリストファー高校野球部は、3年前に「なぜセンバツ選考に漏れた?」という出来事がありました。

2021年秋の東海大会で準決勝と結果を残した同校は、翌2022年春のセンバツ出場は確定と思われていましたが、まさかの落選。

東海地区から出場枠2校の最後の切符を手にしてのは、同じ大会で準決勝で敗れている大垣日大でした。

東海大会で準優勝のチームではなく、ベスト4止まりのチームが選出される事態となり、選考委員から納得のいく説明がなかったため、国会でも取り上げられる社会問題となりました。

この夏、憧れの聖地に立つメンバーは、先輩たちの悔しい思いを背負って甲子園で躍動します。

悔しい思いをした先輩たちも、きっと甲子園に応援にきてくれますね!

まとめ

聖隷クリストファー高校が初の甲子園出場を果たし、「なぜ強いのか?」と話題になっています。

「なぜ強いのか?」3つ考察です。

①エース左腕・高部陸は前田悠伍の再来
②選球眼に優れコンパクトで鋭い打撃
③中学硬式野球で活躍したメンバー集結

聖隷クリストファー高校野球部を率いる上村敏正監督は、監督歴30年以上の大ベテランで、何度も甲子園初出場経験がある、高学歴の監督です。

「発する言葉」と「頭とハートを使う野球」で孫のような生徒たちを率いて甲子園に導きました。

初めての甲子園で、のびのびと思いきりプレーしてほしいですね!

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